
スタッフの赤ワインです。
ザバーンでは、日本の伝統工芸に迫る企画「和竿への道」を放送中!
江戸時代から続く伝統の「江戸和竿」。
天然の竹の風合いを生かしながらも、漆などで装飾された竿は、
実用性と芸術性を兼ね備えた、まさに「工芸品」。
一本一本が、世界に一つしかない完全なオリジナル竿…
釣り人なら一度は憧れるのが和竿です。
この企画「和竿への道」では、
井手大介&赤ワインが、
横浜、南区六ッ川にお店を構える和竿職人「汐よし」さんに弟子入りして、
和竿作りを体験。
2カ月かけて1本のカワハギ竿を作っていく中で、
その魅力、奥深い世界、和竿と通して見えてくる釣りの世界に迫ります。
先週は、竹の竿と、手元に使う竹を、
紙やすり、布やすりを使って、磨き上げる作業でした。
磨き上げるたびに、どんどん愛着が湧いてきました。
そして、今回は…いよいよ竹に「絹糸を巻く作業」です!
その前に、糸がちゃんと巻けるように、
竹のへこんでいる部分にパテをもって…
キレイな形になるように削ります。
そして、まずは、グラスファイバーの穂先と、竹の竿のつなぎ目の部分に、
赤い絹糸を巻いて行きました。
絹糸は、糸が重ならないように、でも、隙間もできないように…
巻いていきます。
そうすると、その上から漆を塗った時に、キレイに仕上がるわけですが…
これが、難しい!
ちなみに赤い絹糸を使うのは、目が疲れないように…。
それだけ集中する仕事なんです。
そして、今回、竿を自宅に持ち帰って、家で作業する宿題が出ました。
まず、宿題その1は、
穂先と同じように手元の竹にも絹糸を巻きます。
1時間くらいかけてやっと「巻き終えた!」と思ったら、
最初に巻いた部分がハラハラとほどけてきてしまったり、
途中で糸が絡んでしまったり…。
とても地道な作業の繰り返しで、
和竿がなぜ高いのか…その理由が分かってきた気がします。
さらに、宿題その2は、巻いた絹糸の上から、漆を塗ります。
(今回は、本物の漆ではなく、合成塗料)
漆は、何度も何度も重ねて塗る必要があるので、
家で毎日塗っています。
今は黒い漆を3回重ねて塗ったところですが、
この上から何色を塗っていくのか…
これは、自分で選べるようなので、正直、迷ってます…。