The Burn - Fm yokohama 84.7

和竿への道~第2回

スタッフの赤ワインです。

ザバーンでは、日本の伝統工芸に迫る企画「和竿への道」を放送中!

江戸時代から続く伝統の「江戸和竿」。

天然の竹の風合いを生かしながらも、漆などで装飾された竿は、
実用性と芸術性を兼ね備えた、まさに「工芸品」。

一本一本が、世界に一つしかない完全なオリジナル竿…
釣り人なら一度は憧れるのが和竿です。

この企画「和竿への道」では、
井手大介&赤ワインが、
横浜、南区六ッ川にお店を構える和竿職人「汐よし」さんに弟子入りして、
和竿作りを体験。

2カ月かけて1本のカワハギ竿を作っていく中で、
その魅力、奥深い世界、和竿と通して見えてくる釣りの世界に迫ります。

第1回は、初めて汐よしさんにお邪魔して、
汐よしさんが、僕らのために選んでくれた竹とご対面。

初めての作業は、言ってみれば、竹のお掃除からスタートでした。

いよいよ今回から、本格的に竿づくりの世界へと入っていきます。

今回の作業は、
竿のメインの部分となる丸節竹(右)に
穂先の部品=グラスファイバー(左)をつなぎます。

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グラスファイバーは長さ60cmあって、
先に行くほど細くなっている円錐形。

グラスファイバーを竹の節の穴に入れてつなげるので、
竹の太さをもとに、グラスファイバーをどのくらいの太さの場所で切って、
竹につなげるか、その位置を決めていきます。

もちろん竹とグラスの太さを基準に大まかな場所が決まるんですが、
ちょっとした位置の違い(=グラスファイバーをどのくらいの長さ使うか)で、
竹とグラスバイバーの一体感といいますか、
力が加わった時に、どのようにグラスと竹がしなるのかが変わってきます。

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実際に、竹とグラスをセロテープで仮止めして、
力を加えて、しなり具合をチェックするのですが、
わずか5cmの違いでも、全然違う竿に仕上がるのがビックリ。

そして、つなぐ位置が決まったら、グラスファイバーをその位置で切って、
グラスファイバーが、うまく竹の節の中にハマるように…

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グラスファイバーを削り…

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竹の節の中を削って、穴を広げていく作業になります。

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こうやってグラスファイバーを竹の中に入れてみて、
竹とグラスの間に隙間ができないように、すべて手作業で削っていきます。

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無事、つなぐことができました!

Imgp4762

なんか「竿」に近づいてきて、
井手くんも自分もテンションが上がってきました!

次回は、どんな作業になるのでしょうか?

お楽しみに!

さて、汐よしさんでは、定期的に「横浜竿製作教室」を開催中。

アナタも自分の手で和竿を作ることができますよ。

詳しくは、汐よしさんのHPをご覧ください。

そして、僕達は、自分で作ったカワハギ竿で、
9月24日に小網代の丸十丸で開催される
第五回「和竿で釣るカワハギの会」に参加する予定です。

詳しくは、丸十丸のHPをチェックしてください!

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