
博士じゃ。
わしが、相模湾の旬の魚と釣り方のうんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今日は、「ハゼ」じゃ。
ハゼと一口に言っても、
干潟に住む「ムツゴロウ」や「トビハゼ」、
毒を持った「ツムギハゼ」なんて物騒なのを含めて、
世界中に2100種類以上いるんじゃ。
釣りの対象としてポピュラーなのは「マハゼ」で、
相模川河口部などの汽水域や内湾、泥砂地を好み、
体長は10センチ前後じゃ。
何でも食べる食い意地のはった人を「ダボハゼ」なんて呼ぶけれど、
ハゼはゴカイなどの多毛類からエビなどの甲殻類、さらには小魚まで、
なんでも食べるんじゃ。
特に、夏場のハゼは「デキハゼ」と呼ばれ、
誰にでも簡単に釣れるので初心者やファミリーサービスに最適じゃ。
釣り方は防波堤からの投げ釣りでも、ウキ釣りでも、
手漕ぎのレンタルボートでもオッケー。
仕掛けは市販のもので十分じゃが、
数釣りするにはエサ(青イソメかゴカイ)を丁寧に付けるのがコツ。
あたりはプルプルと明確で、退屈しない釣りじゃ。
佃煮や天ぷら、唐揚げなどにするとうまいぞ。