The Burn - Fm yokohama 84.7

マグロを釣るまでやめられま10!

スタッフの赤ワインです。

僕たちの200目チャレンジを強力にサポートしてくれている
小網代の船宿「丸十丸」が
先月の仕立て船「10目釣るまで帰れま10」に続いて、
またまた特別企画で、船を仕立ててくれました。

それが、「マグロを釣るまで、やめられま10」!!

丸十丸の小菅船長の
「マグロが釣れるまで、何度でも船を出してやろうじゃないか!」
という意気込みがこもったネーミングです。

井手大介&赤ワインは、
カツオにまざって釣れるメジマグロ(マグロの子供)をのぞくと、
ちゃんとしたマグロは今まで釣った経験がないので、
この企画をとても楽しみにしていました。

さらに、僕赤ワインは199目で残り1目なので、
200目をマグロで締めくくって、感動のフィナーレを迎えようと
かなり気持ちが高まっていました。

そんな「マグロを釣るまで、やめられま10」が、
7/25木曜日に出航になりました!

今回、この企画では、
ザバーンチームにマグロを釣らせるために、
たくさんのサポートメンバーが集まってくれました。

Imgp5098 
丸十丸の小菅船長はもちろん、
丸十丸スタッフでマグロ釣りのエキスパートのサカイさん、ツノダさん、
仕事ができるようになりたければ釣りをしろ』の著者:中鉢慎さん、
三崎のマグロ問屋「三崎恵水産」の若旦那:石橋さん、
そして、ルアー関係のサポートをしてくれたのが、
鉄ジグをはじめ、環境に配慮した釣具を作っているルアーメーカー
Nature Boys」の岩崎さん、秦さん。

Imgp5107 
さらには、釣り具メーカーのDAIWAが、道具をサポートしてくれまして、
生きたイワシを泳がるフカセ釣りに使う巨大な電動リール
マリンパワー3000」(なんと375000円)を始め、
様々なロッドやリールを用意してくれました。

Imgp5094

Imgp5096 
また、取材で、雑誌「つり人」の副編集長:真野さんも乗ってくれました。

そんな皆を載せて、小網代湾から出船!

もちろん、ライフジャケットもしっかりつけて。

この日は、晴れ、風はほどんどなく、海は凪。

遠くのナブラまでよ~く見えます。

まずは、ブイの近くに、シイラの群れを発見!!

活きたイワシを泳がせるフカセ釣りの練習も兼ねて、皆でシイラを狙います。

すると、イワシを泳がせるとすぐにシイラが食って来て、
ペンペン(小型のシイラ)中心でしたが、釣れる、釣れる!!

Imgp5111 
そして、ぼく赤ワインは、
なんとマグロを釣る前に80cmくらいのシイラを釣って200目達成!

Imgp5113 
小菅船長を始め、皆が船の上で祝ってくれました!

マグロで200目!とは行きませんでしたが、
1人で釣りをしていて迎えた100目の時と比べると、
たくさんの仲間に囲まれての200目達成は、とても嬉しかった!

でも、思っていたより200目を終えた解放感がなかったのは、
これも通過点の一つでしかない…
多目釣りがもはや一生を通して楽しんでいく目標に変わっている、
そんな心境があったのかもしれません。

Imgp5132

そして、一番大きなシイラを釣ったのは…

Imgp5136
さすが、仕事も釣りもデキる男:中鉢さん。

さてさて、シイラを釣っている時に、たびたび水面に姿を見せていたのが、
大きな背びれを出して優雅に泳いでいた「サメ」。

このサメが、
「昔はサメ釣りに熱中していた!」という小菅船長のハートに火を付けたようで、
「あのサメでDAIWAの巨大リール:マリンパワーの性能を試してみよう!」
と、船長。

どういうことだろう?と思っていると、
マグロを狙うぶっといハリとワイヤーリーダーに、
釣ったばかりの活きたシイラを付けて、
泳がせて、サメを狙うとのこと!!

すると、いきなりのヒット!!

…が、まだサメが餌を飲み込んでなかったので、
頭だけになったシイラだけが上がってきました。

Imgp5129

次は、サメがしっかりエサを飲み込むまで待ってから、
巨大なリールを巻き始めると…強烈なファイトがスタート!!

Imgp5139 
サメのパワーはすごくて、
横に走られると、船べりにつけているロッドホルダーごと竿を持っていかれそうな勢い。

重いリールを力を振り絞って巻いて…
なんとか水面近くまで上げてきても、また潜られ…という繰り返し。

ファイト中は、サメに引っ張られて、船が動くほどでした。

そして、ついに姿を現したサメは、とても巨大!

Imgp5142

Imgp5144 
モリでさして、ロープを巻きつけて…

Imgp5149 
皆でロープで引っ張って、
合計1時間くらいかかって、なんとかあげることができました。

Imgp5154

このサメ、港に戻ってから、
京急油壺マリンパークの皆さんと、
東京大学の三崎臨海実験所の皆さんが調べてくれて…

Imgp5193_1

全長242cm、重量推定100kgのハナザメと判明。(メジロザメ科)

Imgp5197_1 
DAIWAからお借りした巨大な電動リール「マリンパワー3000」は、
マグロはもちろん、100kgもあるサメともファイトができるパワーでした。

ちなみに、ザバーンのFacebookページで、
「このサメはその後どうなったのですか?」という質問がありましたが、
東大とマリンパークのスタッフが解体して、胃の内容物などを調査したり、
頭など一部は、調査のためにマリンパークに持ち帰ったりしていました。

Imgp5161 
さて、サメとのファイトで疲れた体を休めて、
次のターゲットを狙いに行こうかとしていた時に、
なんと今度はイワシにサメが食ってきました!

Imgp5164 
水面までは、すんなりと上がってきて、姿を現すと
さっきのハナザメとは明らかに違う、青いサメ。

Imgp5165

しかもかなりの大きさ!

皆、心の中で「また1時間のファイトか?!」と思った瞬間、
ラインブレイクで、サメは海へと潜っていきました…。

船長始め、みんな内心ホッとしていたのかもしれません。

さて、いよいよ船を走らせながら、
ナブラ(大型回遊魚が、水面まで小魚を追いかけてバシャバシャと見える)を見つけて、
ルアーをナブラに向けて投げる作戦に。

Imgp5166 
この日は、いたるところに大きなナブラがあったんですが、
どのナブラでも、いくらルアーを投げても、魚は見向きもしてくれません…

どうやらルアーよりもっと小さなシラスを食べているようです。

やっぱり魚が今食べているエサに合わせないとなかなか釣れないんですね。

ところが、さすがはプロですよ!!

ルアーメーカー「Nature Boys」のテスター秦さんが、
ルアーを食わせることに成功!!

「ハイ、井手さん。」と渡されて、ファイトを楽しんで、
上げてみるとカツオでした!!

Imgp5172 
後半は、こんな感じで、
ナブラを見つけてはルアーを投げる…でも、反応はない…という繰り返し。

井手くんも一度だけ、ルアーにカツオがヒットしたんですが…
バラしていしまいました。

「今日は、もうマグロとは出会えないのかな…」

皆がそう思い始めていた時に、海が一面真っ白に見えるほど大きなナブラを発見!

ナブラの中でキハダマグロが跳ねているのも見えました!

間違いなく、ここが今日一番の勝負どころです。

井手くんや、Nature Boysのスタッフは必死にルアーを投げつつ、
ぼく赤ワインと丸十丸のスタッフは、活きたイワシの泳がせて狙います。

すると、水深30mほどに出ている魚の反応を狙って、
活きたイワシの泳がせていた丸十丸のスタッフの竿に、
マグロらしきアタリが!!

「井手さん!!」と呼ばれ、井手くんがファイト開始!!

Imgp5180

5分ほどのファイトで上がってきたのは、
推定10kgくらいのキハダマグロでした!!

Imgp5182

サメに続いて、マグロとの格闘には、かなりの体力を使ったようで、
次の日には、腕がパンパンの筋肉痛になったようですが、
井手くんは、マグロ釣りの魅力にとりつかれてしまったようです。

そして、記念のキハダマグロですが、
さっそくカマを焼いて食べ、中落ちを漬けにして食べたそうですが、
もうとても美味しかったそうですよ!

1回のチャレンジで見事マグロを釣らせてくれた丸十丸の小菅船長はじめ、
今回サポートしてくれた皆さん、ありがとうございました!!

Imgp5204_1

そして、リスナーの皆さん、 僕だけこんなに楽しんじゃってゴメンナサイ…。

ちなみに、この日の様子は、
雑誌「つり人」に掲載予定なので、
詳しいことが決まり次第、お知らせします!!

お楽しみに! 

top