
スタッフの赤ワインです。
ザバーンでは、 日本の伝統工芸に迫る新企画がスタートしました。
「和竿への道」
釣りの楽しみ方もそれぞれのスタイルがありますが、
江戸時代から続く伝統の「江戸和竿」で釣りを楽しむ…
というのも、一つのコダワリのスタイル。
天然の竹の風合いを生かしながらも、漆などで装飾された竿は、
実用性と芸術性を兼ね備えた、まさに「工芸品」。
一本一本が、世界に一つしかない完全なオリジナル竿で、
釣り人なら一度は憧れるのが和竿ですよね。
今回の企画「和竿への道」では、
井手大介&赤ワインが、和竿職人さんに弟子入りして、
「和竿作り」を体験。
竹から1本の竿を作っていく中で、
その魅力、奥深い世界、和竿と通して見えてくる釣りの世界に迫ります。
今回、僕がお世話になるのは、
横浜、南区六ッ川にお店を構える、横浜竿の職人「汐よし」さん。
「横浜竿」というのは、
江戸和竿のなかでも、各種の船釣りを対象とした和竿。
この横浜竿の作り方を1から教えてもらえる「横浜竿製作教室」が
「汐よし」さんで開催されているんですが、
この横浜竿製作教室に参加して、汐よし師匠に教わりながら、
2カ月かけてカワハギ竿を作ります。
初めて「汐よし」さんの工房にお邪魔させていただいたんですが、
汐よしさんが作った竿がたくさん展示してあって、
それを見るだけでも、どんな竿が出来上がるのかワクワクしてきました。
汐よしさんのお話では、
竹で出来た和竿の魅力は、1本として同じ竿がないことの他に、
釣り味も一般的なカーボンロッドとは全然違うんだそうです。
いったいどんな竿になるんでしょうか?
まずは、今回、汐よしさんが、僕たちのために選んでくれた竹とご対面。
ロッドになる竹と、手元に使う手で握るのにちょうどいい太さの竹、
そして、穂先に使うグラスファイバーです。
竹は1本として同じものはないので、
今回一緒にチャレンジする井手大介とぼく赤ワインの竹も
長さ、太さ、節の位置…など同じではないので、
当然、出来上がりも変わってくるそうです。
ちなみに高級品では、穂先はグラスファイバーではなく、
クジラのひげが使われることもあるそうですよ。
これが高級素材のクジラのひげ。
さて、いよいよ和竿作りのスタートですが、
初めての作業は、言ってみれば、「竹のお掃除」でした。
竹の「枝」や「袴(竹の子の皮がとれて、ざらざらした部分)」、
「節のでっぱっている部分」を 小刀や、平やすりを使って削る作業です。
今回、僕たちが作っているカワハギ竿は、 2ヶ月で出来上がる予定。
いったいどんな工程を経て、どんな竿が出来上がるのか…
少しずつ放送やブログ、フェイスブックで紹介していきますので、
お楽しみに!!
そして、できあがったら、
9月24日(火)に小網代の丸十丸で開催される
第五回「和竿で釣るカワハギの会」に参加して、
和竿の釣り味を楽しみたいと思います!
ぜひアナタも和竿を手に、このイベントに参加しませんか?
詳しくは、丸十丸のHPをチェックしてください!