
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピです。
今月のレシピは、「深川めし」です。
潮干狩りのシーズン、貝類の美味しい時期になりました。
深川めしに使うあさりは、一年中出回っていますが、
今頃が一番大きくて美味しいです。
あさりは、縄文時代から私達の祖先の食生活を支えてきました。
貝塚から発見される貝殻のうち、はまぐりと並んで最も多いのがあさりだそうです。
昔、深川に魚河岸があった頃、炊きたてのご飯に味付けしたあさりを混ぜて、
屋台で売っていたのが深川めしの始まりです。
千賀子先生のお話では、
深川めしには2種類あって、
あさりと葱のみそ汁を熱いご飯にかける「ぶっかけ」の深川めしと、
佃煮にしたあさりをお米と一緒に炊きこむ深川めしがあるそうです。
今回は、炊き込みの深川めし。
それでは作り方です。
【食材】
殻付のあさりを使う場合は、薄めの塩水につけてよく砂をはかせます。
そして、ひたひたの水を加えて火にかけ、貝の口を開けて一つ一つ身をはずします。
今回は、むき身になっている生のあさりを使います。
お米は3合分、千切りにした生姜をたっぷりと、頂く時に散らすアサツキを用意します。
調味料は酒、醤油、みりん、砂糖を使います。
【作り方】
初めに、あさりのむき身はザルに入れて塩をふり、水で洗って水気を切ります。
あさりを鍋に入れてまず、酒でいります。
次に醤油、みりん、砂糖と生姜の千切りを加えて、
汁気がほとんど無くなるまで煮て、
あさりの佃煮を作ります。
炊く30分前に洗っておいたお米をダッチオーブンに入れます。
そしてお米と同量の水を入れて、
この上に佃煮にしたあさりを入れてフタをして、強火にかけます。
沸騰したら弱火にして20分位で炊き上げて蒸らします。
ダッチオーブンで炊いた深川めしは、
お米がふっくらとして、あさりと生姜のとても良い香りです。
お焦げも香ばしくて、プクッと煮えた甘辛いあさりが食欲をそそります。