
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピです。
今月のレシピは、「牛タンシチュー」です。
1匹の牛からとれる牛タンは、1~1.5キロ位。
肉質が固いので調理に時間がかかりますが、
ダッチオーブンなら一流レストランの味が、家庭のキッチンで作れますよ。
それでは作り方です。
【 食材 】
牛タン1本(約1キロ)を用意します。
和牛は高価なので輸入牛で充分です。
一緒に煮込む食材は、
赤ワイン1本、トマトピューレ、バター、小麦粉、フォンドボー、
玉葱、人参、セロリ、ニンニクなどの香味野菜とブーケガルニ(束にしたハーブ)です。
付け合わせの野菜としては、小玉葱、人参、マッシュルームなど好きな野菜を用意します。
【 下拵え】
生の牛タンの場合は、表面のザラザラした固い皮を取り除く為に、
ボイルしてから皮をむいて使います。
今回は輸入の牛タンを使いますので、皮をむく必要はありません。
もし、脂が多い場合には、ある程度取り除いておきます。
【 作り方です 】
まず始めに、プレヒートしたダッチオーブンにバターをひとかけら入れて、
塩胡椒しておいた牛タンを丸ごと入れてソテーします。
そして表面にしっかりと焼き色をつけたら、一度取り出します。
残った脂をふき取ってから、新たにバターを入れて、
スライスしたにんにく、玉葱、人参、セロリを入れて炒めます。
さらに小麦粉を振り入れて炒めます。
ここに赤ワイン1本分と、トマトピューレ1カップ、
フォンドボーとブーケガルニを入れて沸騰させます。
アクが出たら取り除いて、フタをして弱火にして約2時間煮込んでいきます。
(煮込む時間で牛タンの柔らかさが変わるので、好みの柔らかさになるまで煮込みます)
カービンクフォークを刺してみて、スーッと通る位に柔らかくなったら、
牛タンを一度取り出します。
残ったソースは、シノワで濾してからダッチオーブンに再び戻します。
お好みの厚さにスライスした牛タンをダッチオーブンに戻して、
さらに付け合わせの小玉葱、にんじん、マッシュルームを入れて、
火が通るまでさらに煮込みます。
最後にソースの味を整えます。
酸味が強い時にはメープルシロップをひと匙加えると味が落ち着きます。
たんねんにじっくりと煮込んだ牛タンのシチューは、熱々のうちに頂きます。
とろけるようにしっとりと柔らかくなった牛タンは、とても濃厚で深い味です。
赤ワインのソースは、フランスパンやパスタにつけて頂いても美味しいですよ。
是非挑戦してみて下さいね。あなたもシェフに負けない味を作れますよ!