
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピです。
そうそう、日本ダッチオーブンライフ振興会主催のイベント
『ダッチオーブンフェスティバル』が
10月28日(日)に埼玉県日高市巾着田で開催されます。
大人気の抽選会では、各社のダッチオーブン他、豪華賞品多数が当たるそうです。
詳しくは、日本ダッチオーブンライフ振興会のHPをチェック!
さて、今月のレシピは、「牛肉の赤ワイン蒸し煮」です。
煮込みの美味しい季節になってきましたが、
鍋のフタをきっちり閉めて煮汁と蒸気でじっくりと煮込む蒸し煮は、
ダッチオーブンの一番得意な調理法。
今回は煮込む時に赤ワインを使います。
アルコール類を使うと、煮込んでいる内にアルコール分はとんでしまいますが、
エッセンスが残って料理の風味がグンと増しますよ。
それでは作り方です。
■食材■
牛肩ロース肉の塊を1.5kg使います。
少し堅い肩肉もゼラチン質が溶け出して煮汁を美味しく仕上げます。
この牛肉を10~12等分に切り分けます。
次に赤ワイン1本。
今回は上等なワインを使ってももったいないとは思わない程美味しく出来ますが、
決してこだわる必要はありません。
ダッチオーブンで作れば、手頃なワインでも充分に美味しく出来ます。
後はベーコンの塊250g、
マリネ用の香味野菜と付け合わせの野菜を用意します。
■下拵え■
今回は煮込む前の日に牛肉を漬け込みます。
まず、2~3cmに角切りにした玉葱、にんじん、セロリとにんにく、
パセリ、タイム、ローリエなどのハーブ類に赤ワイン1本分を注ぎます。
さらにオリーブ油と黒胡椒を少し加えたら
この中に牛肉を入れて冷蔵庫に入れて一晩漬け込みます。
■作り方■
漬けておいた牛肉と野菜を取り出して、漬け汁もとっておきます。
熱くプレヒートしたダッチオーブンにオリーブ油を入れます。
ここに水気をふいた牛肉を入れて強火で表面に焼き色をつけて一度取り出します。
ベーコンも塊のまま焼いて表面をカリッとさせたら一度取り出します。
ここに漬け込んだ時の野菜を入れて炒めます。
少ししんなりしたら焼いた牛肉とベーコンを戻して漬け汁を注ぎます。
さらにビーフブイヨンを2カップ加えて、
みじん切りのトマト1個とおろしニンニクを少し加えます。
沸騰してアクが出たら取り除いてフタをして弱火で1時間煮込みます。
牛肉が柔らかくなったら取り出して、煮汁は濾して少し煮詰めます。
ここに牛肉と人数分に切り分けたベーコンを戻します。
さらに付け合わせの人参、小玉葱、マッシュルームを加えて柔らかくなるまで煮込みます。
最後に味を整えて出来上がりです。
ナイフがスッと入る程柔かくなった牛肉は、
赤ワインの濃厚な風味とベーコンの旨味をたっぷり含んだソースが忘れられない味です。
パスタを添えたり、パンにソースをつけて頂いても美味しいです。
今回は煮汁を濾す手間が少しかかりますが、ダッチオーブンで
これを作れば、あなたもシェフに変身出来ますよ。