
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月は、「骨付豚ロース肉のロースト」。
キャンプで一日遊んだ後の夕食にピッタリで、
大人も子供も大好きな御馳走。
ボリューム抜群、栄養もたっぷりで、作り方も簡単です。
ポークチョップとも呼ばれる、
骨付豚ロース肉を豪快に塊のままローストにしますが、
豚肉は完全に内部まで(肉の中心温度75℃)火を通さなければなりません。
骨付肉の場合は火が通るまでに少し時間がかかりますが、
ダッチオーブンで作れば、肉は固くならずに、
しっとりと短時間で焼き上がるそうです。
それでは作り方です。
■食材■
骨付豚ロース肉を塊で、2~2.5kg(6~7本骨付)用意します。
あとは、肉のマリネ用に、ニンニク、タイム、塩胡椒、オリーブ油、
付け合わせの野菜やマスタードを使います。
■作り方■
まずは、下ごしらえ。
豚肉をマリネします。
マリネは豚肉に味をつけるのと同時に、
肉を柔らかく熟成させることができます。
また、風味が増して美味しくなります。
まず、塩胡椒、タイム、つぶしたニンニクをオリーブ油に混ぜます。
このマリネ液を豚肉になすりつけて一晩マリネしておきます。
(これは漬け汁の量が少ないドライ方式の漬け込み法です)
キャンプへ出かける時には、あらかじめマリネして、
ジップロックで持参すれば便利ですね。
豚肉をローストする前に、マリネ液を手でぬぐって取り除きます。
塊の肉をローストする時には、
肉を必ず常温に戻しておくのがポイントです。
冷蔵庫から出してすぐの冷たい肉は、
焼き時間が変わってしまいますので注意しましょう。
まず始めに熱くしたダッチオーブンに豚肉を入れます。
強火で肉の表面全体にこんがりと焼き色をつけたら一度取り出します。
ダッチオーブンの底にはスノコをひいて、
その上に焼き色をつけた豚肉をのせます。
フタをして下火は弱火に、フタの上にも炭を載せて天火をします。
大体30~40分位ローストします。
豚肉に金串を刺してみて、
透明な肉汁が出て、内部の血が出て来なければ焼き上がり。
天火、下火共にはずしてフタをしたまま15~20分位休ませます。
この、肉を休ませるのがポイントです。
焼き上がった肉をすぐに切り分けてしまうと、
美味しい肉汁が全部流れ出てしまいます。
肉を休ませる事によって、
肉汁が落ち着いて肉の中心まで火が入って旨味が増します。
頂くときは骨ごとに肉を切り分けて、
マスタードやグレービーソースを付けて、豪快にかぶりついて下さい。
ほんのりとニンニクとハーブの香りが良い豚肉は、
しっとりと柔らかくジューシーで、脂身もこの上なく美味しいです。