
■■レポート&写真BY冒険写真家:豊田直之■■
豊田直之です。
いよいよ本格的に海に潜るダイビング海洋実習第一回。
この日は、晴天で、しかも風もないために海は実に穏やか。
ひとつ難点というと、透明度が今ひとつな上に、
他に20人ほどの講習生が別にいて、
海底でどたばたとしていたために海底の砂泥が舞って、
かなり視界を悪くしていたということでしょうか。
ダイビングCカード(俗称ライセンス)取得講習も三回目ともなると、
春奈さんにも悠さんにもなんか余裕が見られます。
これまではなんか笑いも引きつっていたように感じましたが、
この日は笑顔につやがでてきたというか、きらきらと輝いていました。
ダイビング器材のセッティングを行ない、
お互いバディ同士で協力し合って器材の装着。
正確にセッティングと装着がなされているかをチェックして、
城ヶ島ダイビングセンターインストラクターの木下剛さんに伴われてエントリー口へ。
この日は梶の浜(かじのはま)というビーチスポットを潜りながら、
基本スキルのチェックをします。
防波堤の手すり付きの階段を下りて、ゆっくりと海の中に入っていきます。
このダイビングスポットは、手前側と海に向かって左側は岩礁帯が続き、
少し沖にいくと、岩礁帯が切れてその先は砂泥の海底となります。
砂泥の海底には、水質のいい所に生えるアマモと言う水中植物が生えています。
水深も3メートルから7メートルぐらい。
まさに講習向けのスポットです。
春奈さんも悠さんも、
マスククリア、水中器材脱着、中性浮力などの基本スキルをチェック。
この日の1本目はスキルチェックがメインでしたが、
2本目は水中ツアーがメイン。
この間の台風で流れ着いたクマノミの赤ちゃん(レンズの関係で次回撮影します)や
筒の中に隠れていたギンポの仲間などを見せてもらっては、
水中で大喜びしていたお二人がいました。
「岩礁の海底にはガンガゼ(棘の長いウニ、棘には毒がある)がいたの見えて、
めっちゃ必死に中性浮力とりました…。
でも、ちょっと波酔いして、あがってからすこしふらふらしました。」…と春奈さん。
「なんかプールと違って、ずっとこの先に海が続くって不思議な気持ちだった。
あと、クマノミの赤ちゃんかわいかったなぁ…。
それと青いスズメダイ、きれいかったです」…と悠さん。
お二人とも、とても初めてダイビングした人のコメントとは思えない話題でした。
しかし砂泥が舞い上がって3メートル先が見えるか見えないかという、
かなり悪い透明度の中で、よくぞこれほどまでに落ち着いていられたものです。
この辺の度胸はさすがでしたね。
早くCカード取得して、城ヶ島のボートダイビングに連れて行ってあげたい。
とてつもないサカナの数の群れや鮮やかな色のソフトコーラル。
そんなのを見せて、水中でこのおふたりにキャーキャー言わせてみたい。
きっとこんなこと考えているのは、ボクだけではなく、
インストラクターの木下さんも同じことを考えているでしょう。
さてさて、早いもので、次回がCカード取得講習の最終回。
はたしてDewのお二人は、
無事にCカード取得できて、はれてダイバーになれるのでしょうか…。
お楽しみに。
Dew公式HP
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NPO法人 海の森・山の森事務局公式HP
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城ケ島ダイビングセンターHP
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