
■■レポート&写真BY冒険写真家:豊田直之■■
いやぁ、春奈さんも悠さんも見事にCカード取得しました。
まぁなんとか取れるだろうとは思っていましたが、
実際に取れて、このプロジェクトの発案者の「The Burn」ディレクターの赤ワインさんも
ボクもまずは一安心しました。
とはいっても、この日手にできたのはテンポラリーカード。
これもCカードそのものの効力は持っていますが、
本物が届くまでの一時的なカードです。
しかし一番心配だったのは春奈さん。
もともと春奈さんは「水」そのものを怖がっていましたし、
耳に水が入るのが嫌で、後からだからこそ話せるのですが、
最初はできることならやらずに済めばいいなと思っていたそうです。
でもやるということになって、肝を据えて、
学科でどうしたら安全にダイビングができるかを学び、
プール講習で実技を学ぶうちに、
怖いという気持ちよりも楽しいという気持ちが勝ってきたそうです。
海洋実習となってさらに楽しみが増して、
ただやみくもに「水」を怖がっていても意味がないことを悟ったようです。
そうやって振り返ってみると、最初は眉間にしわ寄せた表情でしたね。
とにかくお二人とも頑張りました。
まずはお疲れさまでした。
この日は、全体的なスキルの復習と最終確認。
さらにこの日あらたに学んだのはコンパスナビゲーション。
これは水の中でも使えるダイビング用のコンパス(方位磁石)を使って、
自分の進む方向を確かめたり、
目的地に行って帰ってくるなどの高度な技術につながってきます。
もちろんこの日はそんな難しい使い方はまだなので、
基本的な使い方を覚えました。
さてさて、いろいろなことを学科も実技も含めて習ってきましたが、
正直なところ結構お二人とも上手です。
これは決してこんな企画だからといってお二人を過剰評価したり、
おだてたりしたわけではありません。
Cカード取得した時点では、なかなか中性浮力まではうまく取れないものですが、
この辺はそれなりに上手にこなせています。
あとは、これから本数多く潜って経験を増やしていけば、
間違いなく一人前のダイバーとなっていくでしょう。
さぁ、次回は、The BurnのDJ井手大介さんも加わって4人で城ヶ島の海を潜ります。
城ヶ島はダイナミックな地形やサカナの大きな群れ、
そして美しいソフトコーラル、数多い小さな生き物たちと、実に魅力的な海です。
Dewのお二人は、この魅力あふれるダイビングの世界の入り口に、
やっと立ったばかりです。
また、今回の一連の目標である
「海に潜ることで得たインスピレーションで曲を作り歌う」。
そこに映像を絡ませてのビジュアルコンサートを開催する。
そこに第一歩足を踏み入れたばかりです。
Dewという英語には「しずく」や「朝露」という意味がありますが、
ほかにも「さわやかさ」や「純粋さ」という意味もあります。
これからさわやかな海に数多く潜ることで、
今まで以上に純粋な感覚が磨かれていくような気がします。
どんな曲ができあがるのか、
聴く人の気持ちがよりさわやかになるような歌声、期待したいですね。
このレポート読んでくださった方も、
ぜひDewのお二人を、そしてビジュアルコンサートの開催を応援してください。
よろしくお願いします。