
博士じゃ。
わしが、相模湾の旬の魚と釣り方のうんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今日は、ワシに挑戦状…じゃなかった、質問が届いておるので答えよう。
ラジオネーム「Cチャンズパパ」からじゃ。
手長エビ釣りに前から行ってみたいと思っていました。
仕掛けやポイント、時期や、昼間でも釣れるのか…などなど
「一匹でも多く釣りたい」ので教えて下さい。
いい質問じゃ。
海水と淡水の混じった汽水域でも、池や沼でも生きられる手長エビ。
大きなものは10センチを超え、
子供から年配まで密かなファンも多いんじゃ。
梅雨から夏場の蒸し暑い時期がベストシーズンで、
夜行性なので昼間は物陰に隠れているため、
朝夕、そして曇りの日や橋の下などが狙い目じゃ。
ポイントは、テトラや杭などのストラクチャー(障害物)回り。
角の丸いテトラより、角のあるテトラの方が釣れるとの説も有る。
餌を落として、10分待ってもアタリが無い場合、
そこには「いない」と判断し、移動することが肝心じゃ。
仕掛けは1メートルから3メートルの延べ竿に小さな玉ウキ、
2Bほどのがん玉(オモリ)、
タナゴ針やエビ針1~2号があればオッケー。
餌はミミズや赤ムシ、紅サシなどで、
ウキが流れに逆らって止まったり、す~っと動いたり、ピクピクっとしたら、
手長エビが餌を放さないよう、慌てず騒がず慎重に水面まで寄せ、
小さなタモ網ですくうことが肝心じゃ。
ちなみに、横浜近郊では多摩川の「ガス橋」や「多摩川大橋」、
「東海道本線と京浜東北線の橋脚下」周辺がオススメじゃ。
唐揚げにして、サット塩をふればビールのおつまみに最高じゃ。