
博士じゃ。
わしが、相模湾の旬の魚と釣り方のうんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今日は、「マダイ」じゃ。
マダイは、水深30~200メートルの岩礁帯の底付近に生息し、
エビやカニなどの甲殻類や小魚を食べるフィッシュイーターじゃ。
大きなものは体長1メートルを超し、
相模湾でも時たま7キロオーバーのモンスターが上がるんじゃ。
日本では祝い事に欠かせない高級魚じゃが、
世界的には評価が低く、アメリカやオーストラリアでは雑魚扱いされて いるんじゃ。
マダイ釣りは地域特有の釣り方があって、
外房の「ビシマ」、天草の「カブラ」、東京湾の「シャクリ」など様々じゃ。
相模湾ではオキアミの「コマセ釣り」やウイリーを使う「コマセシャクリ」が主流で、
今の時期は産卵のために浅場にやってくるため、大釣りのチャンスじゃ。
ちなみに「タイの三段引き」と言われるほど引きが強く、
たとえ本命のマダイに振られても、イサキやアジなどの外道が釣れるはずじゃ。
白身で歯ごたえがあり、刺身や煮付け、鯛飯などにすると絶品。
ただし、釣ったその場で活ジメにすることが、美味しく味わう秘訣じゃ!