
博士じゃ。
わしが、相模湾の旬の魚と釣り方のうんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今日は、「キンメダイ」じゃ。
水深100~800メートルに棲む深海魚で、
その名の通り、目が金色に輝いて、透き通っているんじゃ。
大きなものは50センチほどになり、
相模湾を始めとして、房総半島や伊豆半島が釣り場として有名じゃ。
水深300メートルを超す深場を狙うため、電動リールは必需品。
仕掛けは6~15本バリの胴付きで、餌はサバやイカの短冊。
掛け上がりの途中の微妙なポイントを狙うため、
移動中に仕掛けにエサを付けてしっかり準備し、
船頭の指示に従って、素早く仕掛けを投入することが肝心じゃ。
(タイミングを逃すと、一流し分パスなので、30分以上釣りができない)
三浦半島の「松輪のきんめ」や伊豆の「地(じ)きんめ」は市場に並ぶと高級品で、
上品な甘味があって、刺身、煮付け、シャブシャブなどにすると絶品じゃ。
ちなみに、スーパーなどでみかける冷凍物は、
ほとんどがチリやモーリシャスなどからの輸入モノ。
本物を食べたきゃ、自分で釣るのが一番じゃ!