博士じゃ。

わしが、相模湾の旬の魚と釣り方のうんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。

今日は、「カナド」じゃ。

カナドは、ホウボウ科カナガシラ属の魚で、大きなもので２５センチほど。

ホウボウに似ているが、ホウボウより全体的に赤く、
胸びれが小さくて、紺色の模様があるんじゃ。

頭から尻尾まで骨っぽくてゴツゴツしているため、
「金」の「胴」と書いて、「金胴（かなど）」と名付けられたという説があり、
水深５０～２００メートルの砂地や泥地を好み、
主にエビやカニなどの甲殻類を食べるんじゃ。

相模湾で専門に狙う遊漁船はないが、
冬場、水深１００メートル前後の深場で根魚やタイなどを狙っていると、
外道として釣れることがあるんじゃ。

味は「ホウボウ」より劣るものの、透明感のある白身で、
刺身や鍋料理にすると「カナガシラ」より美味しいとの評判じゃ。

ただ、頭が大きくて骨っぽい為に身があまりなく、市場では人気がないようじゃ。

カナドが釣れたら、釣果報告、待っておるぞ～。