
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月は、もうすぐクリスマスということで…
「パネトーネ」です。
パネトーネは、ローマ時代からあるというイタリアの伝統的なパン。
クリスマスの時期になると、
華やかなパッケージに包まれてディプレイされて売られています。
卵たっぷりの甘い生地に、
レーズンやオレンジ、レモンなどのドライフルーツを混ぜて
焼き上げた円筒形の発酵パン菓子です。
本来はパネトーネ種の酵母を使って、
3、4日間かけて、ゆっくり発酵させてから焼き上げます。
さらに保水性があって長期保存ができますので、
クリスマスプレゼントにも向いているようですよ。
それでは、作り方です。
【食材】
本来はパネトーネ酵母を使って作りますが、
デリケートな菌で手に入りにくい為、
今回はインスタント・ドライイーストを使います。
パンの中に入れるドライフルーツは、
ブランデーやラム酒に漬け込んでおくと香りが良くて美味しいです。
【作り方】
ボールに強力粉250gとドライイースト、砂糖、塩を入れます。
更に牛乳140ccに卵1個を混ぜたものを加えてよくこねます。
15分位こねたら柔らかくしたバターを加えて、更によくこねます。
こね上がった生地を丸めてボールに入れて40分位発酵させます。
発酵した生地のガス抜きをしたら、ドライフルーツを混ぜ込みます。
生地全体にまんべんなくいきわたるように混ぜ込んだら、
バターを塗って、小麦粉をふっておいたダッチオーブンに入れてフタをし、
更に40分位二次発酵させます。
次に、充分に発酵した生地の表面に、照り用卵をハケでそっと塗って、
ダッチオーブンのフタをします。
下火は弱火にして、フタの上には熾きにした炭を載せて40分位で焼き上げます。
表面が焦げ易いので途中でアルミホイルをかぶせて、均一に焼き色がつくようにします。
焼き上がったパネトーネは、すぐにダッチオーブンから取り出して、
冷してから切り分けます。
パネトーネは、とても柔らかな口当たりでしっとりとしていて、
それほど甘くなく、
卵とバターとフルーツの香りがして味わい深いです。
マスカルポーネチーズやチョコレートソースを添えて食べても美味しいです。
これからの季節に、熱いコーヒーや温かいミルクティを飲みながら、
朝食にしてもいいですね。