
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月は…
【若鶏のチリンドロン風煮込み】
煮込みの美味しい季節になってきましたが…
今回は、スペイン郷土料理の煮込みです。
「チリンドロン」というのは、
スペインの生ハム(ハモンセラーノ)、赤ピーマン、トマトなどで作ったソースのことで、
スペインでは、色々な肉料理に使われるそうです。
この様な肉と野菜の蒸し煮は、昔は蒸し煮専用の銅鍋で作られていましたそうで、
この銅鍋にはフタにくぼみがあって、その上に天火を載せて、
上下から加熱して調理が出来る様になっていました。
…ということは、そう、ダッチオーブンによく似ていますね。
それでは、レシピの紹介です。
【食材】
鶏丸ごと1羽(約1、2kg)を使います。
今回はこの丸鶏をさばくのに挑戦しましょう。
鶏は胸を上にして置き、初めにもも肉を切り取ってから、次に手羽肉を切り取ります。
そして胴体を切り分けます。
胸肉と背の部分を切り離してそれぞれを半分にすると
8個の切り身ができます。これが一番簡単な方法です。
何度か挑戦して覚えると簡単に出来る様になります。
切り身よりも経済的で、見かけもきれいですね。
【作り方】
切り分けた鶏肉に塩胡椒で下味をつけます。
初めに、熱くしたダッチオーブンに皮の方から入れて、
表面をカリッときつね色に焼いて、一度取り出します。
さらにベーコン(又は生ハム)を入れて、これもカリッと焼いて取り出します。
次にダッチオーブンに残った脂で、玉葱とニンニクのみじん切りを炒めます。
しんなりしたら、小麦粉を少し振り入れます。
さらにホールトマトとトマトペーストを入れたら、
白ワイン(又はシェリー酒)を加えてアルコール分をとばします。
ここに先程の鶏肉とベーコンを戻して、チキンブイヨンを注ぎます。
そして乱切りにした、赤、黄、オレンジ色のパプリカや、緑色のピーマンを入れ、
さらに緑と黒のオリーブ、マッシュルームを加えます。
最後にパプリカパウダーを振り入れたらフタをして弱火で40~50分煮込みます。
仕上げに塩胡椒で味を整えて出来上がりです。
バターとサフランを入れて炊いたサフランライスと一緒に頂きます。
たくさんのピーマンを使ったこのチリンドロンソースは、
何ともいえないコクと深い味わいがあります。
このソースを食べたら、ピーマン嫌いがいなくなるかもしれない程、美味しいです。
他にも、ラム肉や、海老で作っても美味しいですよ。
是非作ってみて下さいね。
さて、もうすぐ毎年恒例の日本ダッチオーブンライフ振興会のイベントがあります!
日本ダッチオーブンライフ振興会主催の『ダッチオーブンフェスティバル』
10/29(土)埼玉県日高市の巾着田で開催。
皆で自慢のダッチオーブン料理を作って、食べあうという楽しいイベント。
恒例の抽選会では、ダッチオーブンが当たるそうです。
詳しくは日本ダッチオーブンライフ振興会のホームページをご覧下さい。