The Burn - Fm yokohama 84.7

ダッチーブンレシピ「若鶏のチリンドロン風煮込み」

スタッフの赤ワインです。

日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。

今月は…

【若鶏のチリンドロン風煮込み】

Spain

煮込みの美味しい季節になってきましたが…
今回は、スペイン郷土料理の煮込みです。

「チリンドロン」というのは、
スペインの生ハム(ハモンセラーノ)、赤ピーマン、トマトなどで作ったソースのことで、
スペインでは、色々な肉料理に使われるそうです。

この様な肉と野菜の蒸し煮は、昔は蒸し煮専用の銅鍋で作られていましたそうで、
この銅鍋にはフタにくぼみがあって、その上に天火を載せて、
上下から加熱して調理が出来る様になっていました。

…ということは、そう、ダッチオーブンによく似ていますね。

それでは、レシピの紹介です。

【食材】

鶏丸ごと1羽(約1、2kg)を使います。

今回はこの丸鶏をさばくのに挑戦しましょう。

鶏は胸を上にして置き、初めにもも肉を切り取ってから、次に手羽肉を切り取ります。

そして胴体を切り分けます。

胸肉と背の部分を切り離してそれぞれを半分にすると
8個の切り身ができます。これが一番簡単な方法です。

何度か挑戦して覚えると簡単に出来る様になります。

切り身よりも経済的で、見かけもきれいですね。

【作り方】

切り分けた鶏肉に塩胡椒で下味をつけます。

初めに、熱くしたダッチオーブンに皮の方から入れて、
表面をカリッときつね色に焼いて、一度取り出します。

さらにベーコン(又は生ハム)を入れて、これもカリッと焼いて取り出します。

次にダッチオーブンに残った脂で、玉葱とニンニクのみじん切りを炒めます。

しんなりしたら、小麦粉を少し振り入れます。

さらにホールトマトとトマトペーストを入れたら、
白ワイン(又はシェリー酒)を加えてアルコール分をとばします。

ここに先程の鶏肉とベーコンを戻して、チキンブイヨンを注ぎます。

そして乱切りにした、赤、黄、オレンジ色のパプリカや、緑色のピーマンを入れ、
さらに緑と黒のオリーブ、マッシュルームを加えます。

最後にパプリカパウダーを振り入れたらフタをして弱火で40~50分煮込みます。

仕上げに塩胡椒で味を整えて出来上がりです。

バターとサフランを入れて炊いたサフランライスと一緒に頂きます。

たくさんのピーマンを使ったこのチリンドロンソースは、
何ともいえないコクと深い味わいがあります。

このソースを食べたら、ピーマン嫌いがいなくなるかもしれない程、美味しいです。

他にも、ラム肉や、海老で作っても美味しいですよ。

是非作ってみて下さいね。


さて、もうすぐ毎年恒例の日本ダッチオーブンライフ振興会のイベントがあります!

日本ダッチオーブンライフ振興会主催の『ダッチオーブンフェスティバル』
10/29(土)埼玉県日高市の巾着田で開催。

皆で自慢のダッチオーブン料理を作って、食べあうという楽しいイベント。

恒例の抽選会では、ダッチオーブンが当たるそうです。

詳しくは日本ダッチオーブンライフ振興会のホームページをご覧下さい。

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