
今は昔、竹栗師匠といふ者ありけり。
野山にまじりてテントを張りつつ、よろづの飯を作りけり。
その焚火の中に、もと煙る竹なむ一筋ありける。
怪しがりて、寄りて見るに、筒の中香りたり。
それを見れば、三合ばかりなる栗ご飯、いとうつくしうてゐたり。
スタッフの赤ワインです。
先日、北軽井沢スウィートグラスで行われたキャンプイベントFeel EARTHで
僕、赤ワインがチャレンジしたかったのは、青竹の竹筒でご飯を炊くこと。
こんな忍者のような体験ができるのもキャンプの楽しみ。
まずは、石川町にある藤平竹材店さんで、竹筒をゲット。
親切にフタの部分までしっかり切ってくれて、青竹のいい香りがします。
ありがとうございます!!
直径8cm、節が30cmくらいの竹で、だいたい2~3合のお米が入ります。
せっかく実りの秋なので、ただご飯を炊くだけでなく、今回は栗ご飯に。
一から全て自分で作るのも楽しいですが、
今回はスーパーで売っている栗ご飯の具&調味料のセットを用意。
これなら面倒な栗の皮むきをアウトドアでやる必要もないし、
山菜などもたっぷり入っているので嬉しいですね。
これで、フタをして、最初は炭火コンロに載せていたんですが
火力が足りないので、焚火へ投入!
竹から出る油分が燃えますが、竹自体は燃えず、
だいたい20~30分くらいで炊き上がるので、あとは遠火にして、蒸らします。
竹の香りがほんのりして、下の方はしっかりおこげもできて、最高の出来上がり!
これ以降、ディレクター赤ワインは、「竹栗師匠」と呼ばれることになったとさ。
めでたし、めでたし。