
博士じゃ。
わしが、相模湾の旬の魚と釣り方のうんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今日は、「アナハゼ」じゃ。
アナハゼは、ハゼと名がついているものの、
カサゴ目カジカ科アナハゼ属で、実はカサゴの仲間。
大きな口に鋭い歯がビッシリ生え、甲殻類や小魚などを食べるフィッシュイーターじゃ。
沿岸の岩礁帯やテトラ、藻が生えている場所を好み、
ゴロタ場や防波堤でカサゴやソイなどのロックフィッシュをワームで狙っていると
釣れるんじゃ。
また、これからの時期は、トラギスやベラ、キタマクラなどと同じように、
カワハギの外道として釣れることも多いんじゃ。
口の周りから喉元にかけ、毒々しい緑色で、
見た目が悪いせいか、魚屋さんの店頭に並ぶことは滅多にないんじゃが、
身は上品な白身で、天ぷらにするとホクホクして美味しいんじゃ。
また、刺身にするとプリプリして甘エビに似た濃厚な甘味がする…との噂もあるんじゃ。
刺身で食べる度胸のある人、感想を待っておるぞ~。