博士じゃ。

わしが、相模湾の旬の魚と釣り方のうんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。

今日は、「シマアジ」じゃ。

シマアジは、体の中央に黄色い縦縞があり、
群れで回遊し、小魚や砂にもぐっている甲殻類を食べる肉食魚じゃ。

アジ類の中では食材として最高級にランクされ、
大きなモノは体長１メートルを超し、
そんな特大サイズを伊豆諸島では「オオカミ」と呼ぶんじゃ。

相模湾で専門に狙う遊漁船は少ないが、
タイの五目釣りやウイリーサビキの五目釣りで時たまヒットするんじゃ。

伊豆諸島などでは磯からも狙えるが、
引きが強烈、かつ、唇が薄いので針が外れやすく、釣り上げるのは至難の業じゃ。

専門に狙うなら、穂先の柔らかい竿を使い、リールのドラグを弱めに設定して、
最後まで気を抜かず、慎重にファイトすることが肝心じゃ。

市場では高級魚扱いで、養殖や輸入ものが、キロ２、３千円、
天然物は、キロ１万円を越すこともあるんじゃ。

刺身はもちろんのこと、塩焼きやムニエル、頭などの粗は潮汁にすると絶品！
釣れる確率は低いけれど、狙う価値は十分じゃ！
大漁報告、待っておるぞ～