
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月は…
【ラフテー】
今回は、井手大介が大好きな豚ばら肉を使った、沖縄県の郷土料理ラフテー。
琉球時代からの伝統的な豚肉料理で、
お祝い事のおもてなし料理にしたり、
沖縄そばの具としてもよく見かけますよね。
それでは、レシピの紹介です。
【食材】
皮付き豚バラ肉(ブロック) 1~1.5kg
生姜 80~100g
にんにく 2~3片
長ねぎ(青い部分) 1~2本
赤唐辛子 1本
泡盛 300~400cc
出し汁(かつお、昆布等) 600~800cc
醤油 100cc
ザラメ 1/4カップ
黒砂糖 1/4カップ
食材の豚肉ですが、今回はぜひ皮付きの豚の三枚肉を使って下さい。
(お肉屋さんで注文しておけば取り寄せてくれます)
豚の皮にはコラーゲンがたっぷりですから、高い化粧品をぬるよりも、
美味しく食べられて、肌も綺麗になるので一石二鳥ですね。
煮込む時に使う泡盛は、アルコール度数が(25~30%)高い蒸留酒です。
この泡盛を入れると豚肉が柔らかくなって、とても美味しくなります。
【作り方】
豚バラ肉の調理のポイントは、余分な脂とアクを上手にとる事。
下ごしらえが重要です。
まず初めにダッチオーブンに少し水をはって、「すのこ」を載せます。
この上に豚バラ肉をのせます。
フタをして1時間位蒸して、余分な脂を全部落とします。
蒸し上がった豚バラ肉をさっと洗って、さらに脂を落とします。
これが、ダッチオーブンならではの脂抜きの方法です。
フタの圧力機能のおかげで、この時点で豚バラ肉は大分柔らかくなっています。
脂抜きしたバラ肉を、5~6cmの角切りにします。
そして、きれいに洗ったダッチオーブンにこのバラ肉を並べて入れます。
調味料はまず初めに、かつおや昆布の出し汁、泡盛、ザラメと黒砂糖を入れます。
さらに、ニンニク、赤唐辛子、長ねぎを入れて強火にかけます。
沸騰してアクが出たら、取り除いてフタをして、弱火で約20分煮込みます。
次に分量の半分の醤油を加えて、10分位煮込んでから残りの醤油を入れます。
そして、バラ肉が柔らかくなるまで1時間位煮込んで仕上げます。
じっくりと煮込んで味の染込んだラフテーは、黒くつややかに光って、
余分な脂とコレステロールがきれいに取り除かれています。
皮はプルンと、とろけるように柔らかく、とっても濃厚ですが、
全然しつこくなくて美味しいです。
からしや紅ショウガを添えていただきます。
さらに、おまんじゅうの皮を作って角煮をはさむと、「角煮まん」の出来上がりです。
さて、もうすぐ毎年恒例の日本ダッチオーブンライフ振興会のイベントがあります!
日本ダッチオーブンライフ振興会主催の『ダッチオーブンフェスティバル』
10/29(土)埼玉県日高市の巾着田で開催。
皆で自慢のダッチオーブン料理を作って、食べあうという楽しいイベント。
恒例の抽選会では、ダッチオーブンが当たるそうです。
詳しくは日本ダッチオーブンライフ振興会のホームページをご覧下さい。