
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月は…
いよいよ本格的な夏のキャンプシーズン!
ダッチオーブンにだいぶ慣れてきた井手大介には、
この夏は、本格的な料理に挑戦してもらいたい…という千賀子先生が、
丸ごと鴨のロースト「スタッフドカナール」を紹介してくれました。
どんな料理も簡単に美味しく出来る、ダッチオーブンの特性を生かして
今までレストランでしか食べられないと思っていた御馳走を、
アウトドアで作ってみましょう!
では、レシピを紹介します。
【食 材】
鴨は、鉄分やビタミンが豊富でコラーゲンもたっぷりです。
生活習慣病の予防になる、不飽和脂肪酸が多くてヘルシーな食材です。
今回は、1.5~2kg位の大きさの物を1羽用意します。
【作り方】
まず、鴨は冷凍のものは、解凍してさっと洗います。
始めに詰め物を作ります。
スキレットにオリーブ油をひいて、みじん切りの玉葱を炒めます。
しんなりしたら、スライスマッシュルームと白いごはんを炒め合わせます。
パセリのみじん切りと茹でた栗があれば加えて、さっと塩胡椒で調味して、
詰め物の出来上がりです。
この詰め物を、鴨の首と尾の両方から詰め込んで、
中身が出て来ないように、ステンレスピックや楊枝で止めます。
針とたこ糸で縫ってもいいです。
最近は、「ポートリーレーサー」と言って、
鶏の口を止める専用のコイル状になった便利な道具もあります。
次に鴨全体に塩、胡椒をすりこんで、溶かしバターをハケで塗ります。
そして、プレヒートしておいたダッチオーブンの底に、
コゲつき防止のセロリをしいて(香りも良い)、その上に鴨を載せてフタをします。
下火は弱火、天火はフタの上に炭をのせて1時間位で焼き上げます。
【炭ののせ方】
始めはダッチオーブン全体を温める為に多めにのせて、
15分位たったら、今度はコゲ付かない様に徐々に減らしていくのがポイントです。
鴨の肉は、中はうっすらとピンク色のミディアムレアに、
皮はパリパリと香ばしく焼けたら大成功です。
焼き上がった丸ごとの鴨を切り分けてサーブする方法も覚えて下さいね。
ダッチオーブンですと、丸ごとの鶏や鴨を使う機会が多いと思いますので、
これは是非挑戦しましょう!
キャンプの食事を盛り上げる演出として、皆さんを喜ばせてあげて下さいね。