
博士じゃ。
わしが、相模湾の旬の魚と釣り方のうんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今日は、「マダコ」じゃ。
タコは、昼間は海底の岩穴や岩の割れ目にひそみ、
日が落ちると巣穴から抜け出し、
カニやエビなどの甲殻類や二枚貝を食べるんじゃ。
初夏が旬で、今、江ノ島沖や長井沖など、相模湾各所で釣れているようじゃ。
東京湾ではタコ釣りの乗合い船も多いが、相模湾では仕立て船が主流。
竿やリールを使わず、
タコテンヤと呼ばれる大きな掛けバリの付いた仕掛けに、
イシガニやワタリガニを腹を外側に向けてセットし、
ポイントにドボ~ンと沈めて、
ちょんちょんと誘いながらアタリを待つ手釣りじゃ。
釣り方のコツは、
糸を張ったり揺るめたりしてカニが生きているように誘うこと。
タコがエサのカニに抱きついた重さを感じたら、糸を大きく手繰り、
糸を緩めずに海面まで手繰ったらタモですくいとるんじゃ。
正直言って、単調な作業なので飽きてしまうが、タコ釣りは我慢が大切。
また、タコは脱走の名人なので、洗濯網などに入れてしっかり口を結び、
逃げられないように要注意!
塩でしっかりもみ洗いし、
さっと茹でて酢ダコやタコ飯にしても美味しいが、
腕を1本もぎ取って、まるごとかぶりつくのが最高じゃ。
お試し有れ!