
スタッフの赤ワインです。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長、
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月は、井手大介も大好物という「ミートパイ」を紹介してくれました。
「これから夏のキャンプの時に是非挑戦してほしい料理」とのこと。
ひき肉を使った料理は、
材料の配合の仕方を覚えれば、色々な料理を作れるし、
火の通し加減もやさしく、
肉の種類や肉の部位も、2,3種類合わせても良いので、経済的。
それに味付けも自由に出来まる…といいところだらけ。
ひき肉を色々と応用して料理のレパートリーを広げて下さいね。
では、レシピを紹介します。
【食 材】
ひき肉は、牛スネひき肉と合挽き肉(牛豚)を使います。
牛スネ肉は牛が一番動かす筋肉です。
ゼラチン質が多くて、煮込むと美味しいコクのあるスープが出来る部位です。
スープやシチュー用の肉として売られていることが多いですね。
今回は牛スネと合挽きを1:3の割合で使います。
(スネ肉は、お肉屋さんで挽いてもらいます)
パイ生地は冷凍のパイシートを使っても良いし、
フードカッターを使えば簡単に作れますので、作って冷凍しておくと便利です。
今回は、パイ生地を2枚用意します。
【作り方】
初めにフィリングを作ります。
スキレットにバターを溶かして、みじん切りの玉葱を炒めます。
しんなりしてきたら、みじん切りの赤パプリカとマッシュルームを加えて炒めます。
これは冷ましておきます。
次に、ボールに充分に冷やしたひき肉を(合わせて500g)入れます。
その上に、牛乳にひたして柔らかくなったパン粉と、卵1個、ケチャップ、
ウスターソース、オールスパイス、塩胡椒を加えてよく練り合わせます。
粘りが出て来たら、先程炒めてさましておいた玉葱を加えて、さらによく混ぜます。
次に、冷凍パイシートを2mmの厚さに伸ばして、
予めアルミホイルを敷いておいたダッチオーブンの底と側面に
ピッタリと押し付けて密着させます。
この生地の上に、練り合わせたひき肉をこんもりと盛り上げる様に詰めます。
更にその上にもう1枚のパイ生地をかぶせて、余分な生地をナイフでそぎ落します。
つやだしの卵黄をぬって、パイ生地の真ん中に切れ目を入れたら
ダッチオーブンのフタをかぶせます。
フタの上には熾きにした炭をのせて、下火は弱火にして焼きます。
炭の載せ方のポイントですが、初めはダッチオーブン全体を温めるのに多めに載せて、
15分位したら今度はコゲ付かない様に炭を減らしていきます。
肉の中まで火が通って、パイ生地にこんがりと美味しそうな焼き色がついたら焼き上がり。
焼き立てで、熱々の分厚いミートパイは、
肉汁があふれ出る程ジューシーで美味しいです。
好きなだけ切り分けて、ケチャップやマスタードをつけても美味しいですし、
夏はラタトゥイユを付け合わせてもいいですね。