全国300カ所以上の公衆トイレを設計・デザインされた一級建築士の小林純子さんに、トイレについて伺いました。小林さんによると、トイレ設計が難しいのは「矛盾しているから」。トイレは「プライベートな空間」を「いろんな人と共有する場所」。プライベートとして閉じる必要があるが、安全の為には開いてないといけない。ゆったりするためには、壁や床の素材は土のようにゴツゴツ・ザラザラしていたほうが良いが、清潔性のためにはツルツルしていたほうが良い。そんな矛盾しているところが、トイレ設計の面白さなんだそうです。
■小林さんが代表を務める「設計事務所ゴンドラ」のホームページ