
猫ちゃんやワンちゃんとのライフスタイルをサポートするコーナー「たまポチ」
今日は横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院 総看護師長の三橋有紗さんにご登場いただきました。
<相談メッセージ>
ラジオネーム ゆゆさん
我が家のワンコ8ヶ月のお留守番時の様子についてです。
私は専業主婦なので、お留守番の頻度は低く、
近所への買い物程度のお留守番です。長くても4~5時間のお留守番です。
出かける時にはサッと出るようにしていますが、
ワンコは大騒ぎし、一緒に行こうとして、ドアを閉めるのも大変なくらい吠えます。
ペットカメラを設置して、様子を見てみると、
私が出かけた後は吠えてはいないのですが、ずっとドアの前に座り込んでいて、
時折ドアを開けようとドアにアタックして…、それを繰り返している様子です。
ワンコの安心できる居場所は作ってあげているのですが、
ペットカメラを見ているとそこにはいません。これは分離不安なのでしょうか?
またどのようにお留守番をさせるのがよいのでしょうか。アドバイスお願いします。
<三橋さんからのアドバイス>
・分離不安の傾向にあります。
・分離不安とは、飼い主さんと離れることによって、過度の不安やストレスを感じ、破壊行動や不適切な排泄などの問題行動を引き起こす状態です。
・症状としては、涎・下痢・震えなどの”身体的”な症状と、
落ち着きがなくウロウロする、破壊行動、不適切な排泄、自傷行為などの”行動的”な症状があります。
・”分離不安”は、元々、群れで暮らしていた犬だからこそ起こります。
・留守番中に過去のトラウマがある、
普段からスキンシップがとれてない、
逆にお互いの関係が強依存すぎる、
環境の変化、病気や感覚器の衰えなどが原因として考えられます。
・また、分離不安が出やすい犬種もいます。
・行動療法や薬物療法で改善をしていきます。
薬は飲めば治る…というわけではなく、行動療法での改善を円滑に進めるためのサポートです。
・行ってきます・ただいまの儀式はやってはいけません。
身支度の時点からサークルに入れましょう。
その際に、食べるのに時間がかかる食べ物など与えると良いでしょう。
鍵のジャラジャラした音でお出掛けがバレることもあるので注意しましょう。
・部屋から出る時間や距離を徐々に伸ばすトレーニングをしましょう。
<三橋有紗さんのリクエスト曲>
くちばしにチェリー / EGO-WRAPPIN’
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/
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