
今日は横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院 総看護師長の三橋有紗さんにご登場いただきました。
<相談メッセージ>
横浜市の小林さんからいただきました。
高齢の柴犬を飼っています。16歳9ヶ月 名前は「はな」です。
これまで病気らしい病気もなく元気でしたが、
歳を重ねての今現在は、目・耳・鼻も悪くなってます。
目が悪いからぶつかりながら歩いています。
基本は外で飼っており、暑かったり寒かったりな時は部屋でゲージに入れてます。
今は涼しくなってきたので庭で放し飼い状態です。
高齢や体調のことも考えると、
これからは狂犬病・予防接種・シャンプーなどはやめた方がよいでしょうか?
<三橋さんからのアドバイス>
・狂犬病の予防接種と混合ワクチンの接種には違いがあります。
*狂犬病の予防接種は、狂犬病予防法により摂取が義務付けられています。
しかし、過去の接種後にアレルギー反応があった、
老齢により体力が著しく低下している、疾患の治療中などの場合、
獣医師の診断によって猶予証明書を貰うことができます。
ドッグラン・ペットホテルなどの公共の施設の利用には、
狂犬病の予防接種が必須となる場合が多くあります。
その際に、この猶予証明は無効です。
公共の施設を利用する事が多い場合は、体調のいい時に接種することをお勧めします。
*混合ワクチンの接種は任意ですが、感染すると命に関わる病気に対するワクチンが多いため、
接種を推奨しています。
幼少期から、定期的に接種してきたワンちゃんは、シニア期には抗体を持っている可能性も多くあります。
その場合、抗体検査で抗体の有無を確認するのも良いでしょう。
狂犬病の予防接種と同様に、公共の施設の利用には、混合ワクチンの接種が必須となる場合があります。
その際に、この抗体検査の証明があれば、利用が可能になることもあります。
詳しくはご利用の施設に問い合わせてみてください。
・シニア期のワンちゃんのシャンプーはリスクが多くあります。
足を滑らせる、体力が奪われる、血圧が急激に上がる、体温調節がうまくできない為です。
乾燥の際に脱水を引き起こすこともあります。
自身で行わずプロに任せましょう。
サロンは年齢制限を設けている場合があります。年齢関係なくやってくれる動物病院もあります、
自身でやるにせよ、プロに任せるにせよ、シャンプーの回数は減らしましょう。
その代わりに、毎日拭いてあげましょう。蒸しタオルがおすすめです。血行促進にもつながります。
<三橋さんのリクエスト>
Maui Girl / Kapena
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/
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