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【たまポチ】ドッグフードの成分表の見方

猫ちゃんやワンちゃんとのライフスタイルをサポートするコーナー「たまポチ」
横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院 動物ケアスタッフ チーフの三橋有紗さんにご登場いただきました。

<相談メッセージ>
ラジオネーム:ノンちゃんママ さん
我が家のわんこはトイプードルの男の子、14歳です。
昨年末に体調不良で病院を受診した際、
念のために腹部エコーをとってもらった所、
胆嚢に泥状のものが溜まっていると言われました。
食事は病院から勧められた療法食にしたので良いのですが、
食いしん坊の我が家のワンコのオヤツに悩んでます。
なるべく低脂肪のものと言われたので、
ササミ系のものや、パッケージに「低脂肪」と書いてあるもの、
あとは、パッケージ裏の成分表で脂質の数字が低いものを選んでいます。
ただ、その成分表の見方が今ひとつわからないので教えていただきたいのと、
どのようにオヤツを選べば良いのかアドバイスをいただけると嬉しいです。

<アドバイス>
・胆泥症は、胆嚢にある脂肪を消化するための胆汁が何らかが原因で泥状になる症状です。
 進行が進むと、胆石となり、やがては胆嚢粘液嚢腫、命に関わる病気になります。

・療法食とは、獣医師が処方する、特定の栄養素を調整した食事です。
 健康なワンちゃんが療法食を食べ続けると、栄養が偏ってしまうほどに特別に栄養素の調整がされています。
 市販の総合栄養食の「低脂肪」は調整量が異なります。

・療法食のメーカーから販売されているおやつが一番良いでしょう。
 主に病院で購入が可能です。  
 市販のものを買う場合は、成分表の以下の点に気をつけましょう。
  
  *『保証分析値』と『乾物量分析値』という2種類の表記方法があります。
   保証分析値は水分を含み、乾物量分析値は水分を含みません。
   『保証分析値』同士、『乾物量分析値』同士を比較しましょう。

  *『脂質』と『粗脂肪』という2種類の表記に関しては、ほぼ同じと捉えて問題ありません。

・脂質の低いササミや馬肉の与え過ぎは、タンパク質の摂り過ぎに繋がり、
 シニアさんの場合、腎臓に負担をかけてしまう可能性があります。
 脂質が低いイメージがある野菜も、種類によっては脂質が高い場合もあるので気をつけましょう。

<三橋さんのリクエスト>
My measure / lecca

<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>http://www.nk-inuneko.com/


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