猫ちゃんやワンちゃんとのライフスタイルをサポートするコーナー「たまポチ」
横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院 総看護師長の三橋有紗さんにお越しいただきました。

＜相談メッセージ＞
ラジオネーム：しばまる　さん
我が家には14歳・メスの柴犬がおります。
昨年、前十字靭帯断裂を経験し、後ろ足の歩き方が健全な子に比べて弱々しかった所に、
半年ほど前には前庭疾患も経験し、2日前の下痢をきっかけに食欲もなく衰弱してきて、
カエルの足のようにへたり込んで、自力では立てないようになってしまいました。
病院で診てもらい、その場で点滴を打ってもらい、下痢止め、整腸剤と流動食を貰ってきました。
三橋さんにお聞きしたいのは、二点あります。
胃腸が回復してきて食欲も戻ったら、後ろ足の力も戻ってきますか？
認知症も入っており、へたり込んだ状態でおしっこも下痢もしてしまうので、
おむつを履かせようかと思うのですが、病院の先生曰く、
かぶれるからこまめに替えられないと後で大変と言われました。
共働きなので留守番させる時間も長いので、履かせようか躊躇しています。
何か良い方法はありませんか？

＜三橋さんからのアドバイス＞
・前庭疾患とは、シニア期に発症しやすい平衡感覚を失う病気です。
　首が傾いたり、目がぐるぐると回る症状があります。

・無理なく安静に過ごし、お腹の調子が戻るのを待つことが最優先です。

・後ろ足の力が戻り、以前のように歩ける可能性は十分にあります。
　しかし、前庭疾患の症状が再発し、筋力が低下してしまう場合もあります。
　無理に運動させるのではなく、４本足で立つサポートをしてあげましょう。
　また、足の曲げ伸ばしなどのストレッチで筋肉を刺激することも大切です。

・おむつは推奨しますが、リスクもあります。
　女の子の場合は、膀胱炎や膣炎の原因になったり、皮膚かぶれが起きやすいです。
　しかし、おむつを吐かずに身体中に下痢がつくことで皮膚かぶれになる可能性もあります。　
　下痢がひどい間は、「うんぽパンツ」という
　おしり部分に付けられた袋が便を漏らさずキャッチするおむつを使用するのも良いでしょう。

・留守中は病院にお預けするのも一つの方法です。

＜三橋さんのリクエスト＞
宝石になった日 / BUMP OF CHICKEN

＜ぬのかわ犬猫病院 ホームページ＞http://www.nk-inuneko.com/

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