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【たまポチ】ワンちゃんの低たんぱく血症

ワンちゃんや猫ちゃんとのライフスタイルをサポートするコーナー「たまポチ」にリニューアルです!

今日は横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院院長 布川康司先生に
ワンちゃんに関するご相談にアドバイスしていただきました。

ラジオネーム:斎藤 さん
12歳のメス パグ と暮らしています。避妊済みです。
5年前よりアルブミン吸収障害で薬を飲んでいます。
昨年暮れより、白血球が上り、食欲もなく、抗生剤と膵臓の薬で回復しましたが、
先月よりまた、食欲がなくなりました。いつものフードや鶏肉も食べません。
エコー検査と血液検査を経て、
ウルソ、プレドニン、フラジールという薬を飲んでいますが、唯一チュールだけは舐める状況です。
食べたがる様子が有るのに食べられないのはどういう事か悩んでます。下痢も有ります。

<布川先生からのアドバイス>
・アルブミン吸収障害とは、蛋白漏出性腸症のことです。
 腸管内部から多量の蛋白が漏れ出てしまうことにより、
 血液中のタンパク質が少なくなる低たんぱく血症となる症状です。

・基礎疾患があることにより起こる症状です。
 以下のような基礎疾患が考えられます。
 *リンパ管拡張症
 *腸にリンパ腫
 *腺癌
 *リンパ管の炎症
 *心臓の疾患
 *感染症
 *腸炎
 *食物不耐症

・基礎疾患を突き止めるために、鑑別診断としての内視鏡検査をお勧めします。
 麻酔が必要となる為、気をつけましょう。

・低脂肪の食事を心がけましょう。食物繊維はNGです。
 ビタミンB12を摂ることで味覚を刺激し、食欲増進に繋がる可能性もあります。
 タンパク質 1:炭水化物 2の割合で与えることをおすすめします。
 これらの食事改善は栄養が偏る為、一時的な施しにしましょう。

<布川先生のセレクト>
蜃気楼 / クリスタルキング

<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>http://www.nk-inuneko.com/


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