今日は一般社団法人ジャパンケネルクラブ公認訓練士、
そして公認ハンドラーの横須賀警察犬訓練所 進藤綾乃さんに
ワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。
<今日のメッセージ>
ラジオネーム:たい さん
警察犬って、何歳くらいのワンちゃんたちが活躍しているのでしょうか?
人間の場合、多くのシリアスな現場を経験してきたことで、
引退後にストレスを抱えてしまう
…というのを映画やテレビで見たことがあります。
ワンちゃんはどうなのでしょうか?
<進藤綾乃さんのアドバイス>
・働く犬の中の警察犬は、足跡追求・臭気選別・警戒などのジャンルがあります。
みなさんに馴染みのある作業としては、足跡追求といい、
現場に残された遺留物の臭いから足跡を辿って犯人を探し当てたり、
遭難者を探し出すお仕事です。
・神奈川県警では年に一回、嘱託犬の能力・性格等の適性審査があります。
年齢は何歳から何歳という決まりはありませんが、
能力のほかに体力・集中力・持久力も必要になるので、
大体2歳から8歳ぐらいが適正だと思われます。
・また、臭気選別といい、慰留物の匂いと容疑者が一致するかどうかを調べるお仕事があり、
シニアでも比較的負担がかかりにくい作業もあります。
・ほとんどの嘱託犬は、民間の訓練所や一般家庭で生活しているワンちゃんです。
毎日ずっとお仕事をしているわけではなく、出動要請がある時だけ現場へ向かいます。
特に足跡追求や臭気選別、遭難者の捜索など、
犬の特性を生かした訓練は、生まれ持った性質を利用する為に、
無理矢理、矯正することはせずに、楽しく意欲的に褒めて伸ばす訓練を積みます。
特に人を探すという作業は、かくれんぼの延長で、犬たちは生き生きとどこか得意げです。
・危険が伴う現場では、より一層ハンドラーと犬の絆や信頼が必須です。
ハンドラーは危険な状況をいち早く感じ、犬たちの安全を守ることが大切です。
犬たちの活躍はまだまだ人やAI技術や機械にはできない繊細なものです。
・もちろん働く犬の力に頼るだけではなく、
犬たちが幸せな生涯を送ることが1番大切なことに違いありません。
横須賀警察犬訓練所のホームページ : http://houseofdog.net/
ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!
これまでには、、、
ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?
初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?
というような質問・お悩みも頂いています。
日頃のふとした疑問、相談など、なんでもOKですよ!
お名前・性別・年齢、エピソード、
そして、ぜひワンちゃんの写真と一緒にメールで送って下さい!
メールはr847@fmyokohama.jpまで!