今日は、横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院
総看護師長の三橋有紗さんにワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。
<今日のメッセージ>
ラジオネーム: やまゆりちゃん
我が家の柴犬。雄17才になります。
だんだん、身体も細くなり、散歩も途中で、寝落ちしたりします。
同居の母95歳が「わたしと同じ年寄りだから、散歩はしなくてもいい」などと言いますが、
やはり散歩はさせたほうがいいですよね?
食欲はあります、排便も良いウンチだと思います。
あとは何を気をつけたら良いのでしょうか??
隅っこにいきたがります。
<三橋さんのアドバイス>
・ワンちゃんの17歳は、人に換算すると80代前半。
人と同じような老化現象がたくさん起きてきます。
・何歳になってもお散歩にはぜひ行ってください。理由は大きく2つあります。
まず1つ目は、足腰の筋力の低下を緩やかにするためです。
シニア期は、使わない筋肉はどんどんと失われていくステージです。
ご高齢の方が入院などで数日間寝たきり生活をするだけで歩けなくなってしまうことが
あるように、ワンチャンも運動をやめた途端に筋肉が失われていきます。
歩くための筋肉を少しでも維持するためには、歩くことが1番です。
首に負担がかからないようしっかり面で覆ってくれるハーネスを着けて、
歩けるだけ歩いてもらいましょう。
2つ目の理由は、外出で脳への刺激を与えてあげるためです。
どんなに歩くのがゆっくりでも、距離は歩けなくても、
太陽の光を浴びたり、風を感じたり、匂いを嗅ぐ、そういった自然の刺激というのは、
脳への刺激・アンチエイジングとしてとても重要です。
特に太陽の光をきちんと日中に浴びることは、昼夜逆転の予防につながります。
ご相談の中に、“隅っこに行きたがる”とありましたが、
これは認知機能の低下による症状の1つです。
そういった症状が見られているということは、昼夜逆転のリスクも高くなっているので、
日中の日光浴を欠かさないようにしてください。
・とは言え、いずれの目的であっても無理は禁物です。
体力の低下や関節の痛みを伴っていることがほとんどなので、
ゆっくりワンちゃんのペースに合わせて散歩をしましょう。
・また体温調節も苦手になってきているので、外の気温はよく注意してから出発してください。
大切なのは少しでも外での時間を作る事なので、
もし途中で寝落ちしてしまったら、抱っこやカートで帰ってきて大丈夫です。
そしてもし寝たきりになって歩けなくなったとしても、抱っこやカートで外に出る事は、
脳の刺激だけでなく、とってもいい気分転換にもなるので、
ぜひその時も一緒に出かけてみてください。
ちなみにお散歩に出発する前に、腰周りを撫で回してマッサージしてあげると
歩きやすくなるのでとてもお勧めです。
<三橋さんのリクエスト曲>
ひまわりの約束 / 秦基博
犬と猫の情報サイトの「sippo」に、
三橋さんと病院で飼われていたワンちゃん・番長とのストーリーが掲載されています!
https://sippo.asahi.com/article/14536428
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/
ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!
これまでには、、、
ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?
初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?
というような質問・お悩みも頂いています。
日頃のふとした疑問、相談など、なんでもOKですよ!
お名前・性別・年齢、エピソード、
そして、ぜひワンちゃんの写真と一緒にメールで送って下さい!
メールはr847@fmyokohama.jpまで!