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【ハマポチ】季節の変わり目に注意すること

今日は横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院院長
布川康司先生にワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。

<今日のメッセージ> 
ラジオネーム:もりりん
私は季節の変わり目にくしゃみ、鼻水などの症状が出て、寒暖差アレルギーがあるのですが、
ワンちゃんもこの夏から秋への涼しくなる季節の変わり目に注意することはありますか?教えてください。

<布川先生のアドバイス>
・季節の変わり目、特に夏から秋へは、
  ワンちゃんは食欲不振・嘔吐・軟便・下痢などの消化器症状が増える傾向があります。

・この時期は朝ご飯をあまり食べなくなるワンちゃんがいます。
 これは気温や体温が下がり、消化器の動きも緩慢になることからと考えられます。
 朝は食べる量が少なく夜に食べる量が増えるなど、
 食べ方にムラが出て、排便のリズムに影響することもあります。
 朝に散歩をして、体の血流を良くしてからフードを与えると食べるようになることもあるので、
 習慣を変えてみるのもいいかもしれません。
 それでも食欲不振が続いたり、排便の様子が芳しくない時は、
 かかりつけの先生の診察をお勧めします。

・特にシニア期のワンちゃんたちは、夏を乗り切った後、体力も免疫力も下がることが多く、
 また、9月〜10月は台風が多いので気圧が下がり、脳圧も低下するので、
 神経系の病気を持ったワンちゃんは病状が重くなることもあり、要注意です。
 特にてんかんなどの持病がある子は観察が必要です。

・また、夏は湿度が80〜90%の時もありますが、この時期はいきなり40〜50%にまで低下し、
 喉の渇きを感じて勢いよく水を飲む行動が増えるようです。
 シニアのワンちゃんは、咽頭部の反射も衰えてきており、
 嚥下(えんげ)する力も弱くなっているので、気管に入ってしまい、
 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)になることもあるので注意しましょう。

・これからは行楽シーズンになり、ワンちゃんと一緒に車で出かける方も多いと思います。
 しかしながら、ワンちゃんと一緒に入れない店などに立ち寄った時、
 社内に乗せたままにしてしまい、ワンちゃんが熱中症になるというケースが多くあります。
 涼しくなったように感じても日差しが強いので、エンジンを止めた社内は熱気が籠ります。
 秋冬でもワンちゃんを乗せたまま車を離れる事は危険です。

・また、ワンちゃんの体調の変化の記録をノートに簡単に記載しておくと、
 昨年との比較や季節ごとの変化が比べられて指標となります。
 我々獣医師が診察する時も大変有用となるので、
 日記のように残しておいていただけると非常に助かります。

<布川先生のセレクト>
やさしく歌って / Roberta Flack

<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>http://www.nk-inuneko.com/


ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!

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