今日は、横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院
総看護師長の三橋有紗さんにワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。
<今日のメッセージ>
ラジオネーム: ともこ さん
先日、うちのワンコが数日間の入院をしました。
重い病気などではなく、回復したので安心なのですが、
入院中はワンコの居ない我が家に寂しさをすごく感じてしまいました。
あまり考えたくないですが、
この先ワンコとお別れすることになった時のことを考えると心配です。
「ペットロス」という言葉をよく聞きますが、自分がいざそうなったらどうしよう…。
今から何か心構えをしておく必要はありますか?教えてください。
<三橋さんのアドバイス>
・「ペットロス」という言葉は、近年ではもうほとんどの方がご存知かと思います。
それだけペットが私たちにとってより身近で大切な存在になっているということです。
私たち人間は愛情の絆によって結ばれた特別な存在を喪失=ロスした時に。
感情や身体認知行動面など様々な反応が起こります。
故に愛するペットを失って様々な反応が起こる状況を「ペットロス」といいます。
・ではそのペットロスの対策として今からできること。
まずはペットロスを正しく知ることです。
よく「ペットロスにならないためにどうしたら良いか?」というご質問がありますが、
ペットロスは誰もがなって当たり前、正常な反応であり避けることができないものです。
愛する存在を失った時に何も感じないという事はありません。
ペットロスにならないことではなく、ペットロスから順調な回復をすること、
それを目指すのが大切ということを覚えておきましょう。
・そして今できることの次のステップです。幸せな時間作りのススメです。
どのようにしたらペットに喜びを与えられるか、
最後まで幸せな空気を感じさせてあげることができるか、
日々ワンちゃんネコちゃんあるいは他のペットちゃんと楽しく幸せに過ごすということを
改めて意識してみてください。
そのコツとして私はいつもシニアさんの飼い主さん達には、
笑顔で仲良く楽しく、そしてたくさんコミュニケーションをとることを
“シニア犬との約束”としてお願いしています。
ただ看取りは、介護や闘病の末とは限りません。
事故・逸走・突然死など、思いがけないシチュエーションでペットを失うこともあります。
ですから命ある大切なペットと暮らす上では、種類・年齢・持病など問わず、
笑顔で仲良く楽しく日々たくさんコミュニケーションをとることが1番だと思っています。
・最後に、もし周りの大切な人がペットロスになったら。
ペットロスは人によって症状や度合いも異なります。
ペットを飼っていない方からは理解されにくいこともあります。
そんな方を手助けしたいという時に避けていただきたい言葉や対応があります。
例えば、
*安易な励まし
*実際に同じような経験をしていないのに「お気持ちわかります」といったような言葉
*「忘れるべきだよ」や「新しい子を飼えば大丈夫よ」などの誘導
*触れづらくて本人を避けるような行動
こういった対応は、より一層ペットロスからの回復を難しくしてしまいかねません。
大切なのはお話を聞くことです。
腫れ物に触れるようにするのではなく、心を開いて気にかけて、
たくさんお話を聞いてあげてください。
実際にペットロスを経験したことがある方は
「参考になるかわからないけどわからないけど、私の場合は〜」というように
アドバイスをしていただくといいと思います。
そして実際に困っていることがあれば、具体的な援助を申し出ることが助けになります。
・今回は少し寂しいお話になってしまいましたが、ペットと暮らす上でとても大事なことです。
ぜひみなさん、今夜からでももう一度、
愛するペットちゃんの顔を見て“笑顔で仲良く楽しく”のお約束をしてみてください。
<三橋さんのリクエスト曲>
FAMILY SONG / 平井大
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/
ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!
これまでには、、、
ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?
初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?
というような質問・お悩みも頂いています。
日頃のふとした疑問、相談など、なんでもOKですよ!
お名前・性別・年齢、エピソード、
そして、ぜひワンちゃんの写真と一緒にメールで送って下さい!
メールはr847@fmyokohama.jpまで!