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【ハマポチ】ワンちゃんの歯ぎしり

今日は横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院院長
布川康司先生にワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。

<今日のメッセージ> 
ラジオネーム:ルイボス さん
先日、うちのわんこが歯ぎしりをしていました。
わんこの歯ぎしりに気づいたのはこの時が初めてでした。
わんこも歯ぎしりするんですね。何かのサインでしょうか?

<布川先生のアドバイス>
・もちろんワンちゃんも歯ぎしりをします。
 嬉しい場合にすることもありますが、病気が原因ですることもあるので注意が必要です。

・ワンちゃんが歯ぎしりをする原因には大きく2つが考えられます。
 ⑴生理的原因によるもの
  これは怪我や病気、噛み合わせが悪いなどの外的要因で起こるものです。
  *歯の間に詰まった食べ物や歯石による口内の不快感から   

  *乳歯から永久歯に生え変わる時の違和感から
  *病気が原因の場合に多いのは歯周病
    歯茎の腫れや出血、歯の動揺などの違和感から
  全身や手足の一部に震えを起こしている場合は、
  脳内病変やてんかん発作などの脳の病気の症状として歯ぎしりをすることがあります。
 ⑵精神的原因 
  ワンちゃんが感じるストレスの代表的なものには、
  運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足、生活環境の変化などがあります。
  注意深く観察して改善点を考えることが重要です。

・歯ぎしりは3種類あります。
 ⑴タッピング(口を上下に動かして歯を噛み合わせる)
 ⑵グライディング(口を前後左右に動かしてキリキリといった音をさせるもの)
  人間の場合の歯ぎしりはこれを指します。
 ⑶クレンチング(上下の歯を力いっぱい食いしばる行為) 
 歯や顎にかかる負荷が大きく、放置しておくと歯が折れたり顎関節症になる可能性があり、
 最も注意すべき歯ぎしりです。

・歯ぎしりの対処法は、
 1つ目の生理的原因の場合は、何よりも獣医師による診察・治療が必要です。
 丁寧な歯磨きや歯周病などの対処法や、指導を受けて改善できる場合もあります。
 歯科用の堅いおやつ等を与えるだけで良くなる場合などもあります。
 2つ目の精神的原因の場合は、ストレスを軽減する為に、
 環境整える、散歩を増やす、スキンシップの時間を増やすなどをしてみましょう。
 
・また、犬種や性別による歯ぎしりの差異は無いですが、
 年齢が増すことで歯ぎしりは多くなります。
 定期的に獣医師の診察を受けて、改善点を探していくのが良いでしょう。

<布川先生のセレクト>
Go Your Own Way / Fleetwood Mac

<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>http://www.nk-inuneko.com/


ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!

これまでには、、、

ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?

初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?

というような質問・お悩みも頂いています。
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