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【ハマポチ】便秘症なワンちゃん

今日は、横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院
総看護師長の三橋有紗さんにワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。

<今日のメッセージ> 
ラジオネーム: ももたん
我が家には、シーズー、メス、16歳がいます。
名前はモモです。体重は2.2kgです。
ほとんど寝ている日々ですが、便秘症で、一週間に一度位しか出ません。
茹でたささみをフードプロセッサーで細かくして、3回食べさせています。
ドックフードのレバーを少し混ぜてささみを茹でたスープも少し加えています。
たくさん食べると下痢になるので、一回38gにしています。
これから、何を気を付けたら良いでしょうか?
後ろ足や腰が弱くなっており、フラフラ歩きな為、お散歩も行きたがりません。
よろしくおねがいします。

<三橋さんのアドバイス>
・フードプロセッサーの使用や少量頻回の食事は、
 噛む力・消化の力が弱くなってきたシニアさんにはとても良い方法です。
 
・アレルギーや食欲減退などの理由から、ささみとレバーが食事のメインになっているかも
 しれませんが、可能であれば総合栄養食や穀物・野菜なども合わせて食べると安心です。
 というのも、ワンちゃんの1日に必要な栄養素を
 お肉のみから摂取することは極めて困難です。
 近年ではよく、“犬は肉食だからとにかく肉を与えるべき、穀物を与える事は間違い”
 といったような誤った記事を見かけますが、ワンちゃんは肉食ではなく、肉食よりの雑食です。
 そして、自然界での肉食と言うのは、肉の部位だけではなく、
 皮や血液等も含めて摂取することで、ミネラルやビタミンも合わせて摂ることができている為、
 手作り食で使用する加工肉だけでは補うことができません。
 
・そして、高齢期の動物には良質なタンパク質は必要なものの、
 過剰なタンパク質の摂取は腎臓に負担をかけてしまうこともあります。
 
・そういった理由から、もし他の食事も受け入れてくれそうならば、
 ドライフードや野菜・米や芋などの穀物などを加えるか、
 足りない栄養素をサプリメントで補うとより安心です。
 
・食物繊維を加えることで便通にも良い影響が出るかもしれません。
 
・とは言え、シニア期のワンちゃんに多い、
 食欲が無くて何も食べてくれない、でもお肉なら食べてくれる、と言う状況であれば、
 体に良い悪いと言う視点は後回しにして、お腹の調子を見ながら
 食べられるもの食べられるだけ食べてもらうと言うことも大変重要です。
 飼い主さんもワンちゃんも決して無理はせず、
 それぞれのワンちゃんに合った形を探していきましょう。

・運動についてですが、お散歩嫌がるワンちゃんを無理に散歩へ連れて行く必要は
 ありませんが、適度な運動と気分転換はおすすめです。
 まずワンちゃんのシニア期と言うのは人と一緒で、使わない筋肉は無くなる一方です。

・また、運動不足はお腹の動きも悪くなる為、便秘症にも拍車をかけやすくなります。
 ストレスにならない範囲で少しでも立ったり歩いたりする時間を設けたり、
 お家の中でもコミュニケーションをとりながら簡単な運動をする習慣をつけましょう。

・家の中でずっと過ごしていると、太陽の光や外の空気などの自然と触れ合う機会や
 他のワンちゃんの匂いを嗅いだり、挨拶をしたりする機会も減ってしまいます。
 抱っこでも構わないので、時折外の空気や他のワンちゃんに触れる時間を作ると、
 気分転換や認知症予防・食欲増進にも繋がりますし、排泄を流す効果もあります。

・食事や運動、または他のお世話のいずれも、決して飼い主さんもワンちゃんも無理をせず、
 まずは楽しむことです。“仲良く、楽しく、笑顔で”の合言葉を忘れずに、
 無理せずできることにトライしてください。

<三橋さんのリクエスト曲> 
HAPPY BIRTHDAY / FIRE BALL

<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>

http://www.nk-inuneko.com/


ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!

これまでには、、、

ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?

初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?

というような質問・お悩みも頂いています。
日頃のふとした疑問、相談など、なんでもOKですよ!
お名前・性別・年齢、エピソード、
そして、ぜひワンちゃんの写真と一緒にメールで送って下さい!

メールはr847@fmyokohama.jpまで!

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