
今日は横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院院長
布川康司先生にお越しいただきました。
<今日のメッセージ>
ラジオネーム:なゆた&なごみパパさん
愛犬ドルチェくん13歳の報告と相談です。
6月に首のリンパに癌が見つかり、手術で取れました。
10月下旬に左の歯茎、表と裏に腫瘍が見つかりました。
病理組織学的診断名は悪性黒色腫でした。
放射線治療や、抗がん剤治療、身体にきつい治療は可哀想な気がしています。
かかりつけの獣医さんの所では、 軽めの薬で炎症を抑えながら治療を続けることが出来るそうです。
放射線などは大学病院などで受けられるそうですが…。
脈管侵襲は確認されていないみたいですが、 浸潤性が強く、転移の可能性があるみたいです。
私自身は、身体に負担がかかりにくい治療が良いと考えています。
でも、迷っています。
13年前に私と同じ誕生日で運命を感じ家族になってくれたドルチェくん、 1日でも長く一緒にいたいです。
アドバイスお願いします。
<布川先生のアドバイス>
・悪性黒色腫(メラノーマ)は、メラニン色素が腫瘍となってしまう病気のことです。
ワンちゃんにとっては悪性の強い腫瘍です。
口の中や皮膚、爪、目、肛門などにできやすく、浸潤性が高い病気です。
・CT検査を受けることで浸潤の度合いを確認することができます。
外科的切除で腫瘍を取り除くことが望ましいです。
・腫瘍を取り除くことができても、その後の生存率は高くないです。
・しかし、できることはあります。
免疫療法も一つの方法です。
免疫療法とは、血液中に存在する免疫系細胞を取り出して培養し、
それを体内に戻すことによって患者さんの免疫力を高めてがんの進行や再発を抑える治療法です。
また、ワンちゃんの苦痛を和らげる、緩和ケアをしてあげましょう。
・口の中の病気は気付きにくい部分も多く、
発見時には病気が進行していることが多いです。
口臭やよだれの量など、少しの変化に気づいてあげることが大切になります。
<布川先生のセレクト>
コイワズライ / Aimer
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>http://www.nk-inuneko.com/
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