
今日は、横浜市戸塚区にある、ぬのかわ犬猫病院院長
布川康司先生にワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。
<今日の相談メッセージ>
ラジオネ ーム :どすこい さん
うちのワンコ(コーギー、5歳、オス)が、先日、食欲がありませんでした。
翌日にはいつも通りに戻ったので良かったのですが、
この暑さのせいもあり、一時的な熱中症かな?と思いました。
ワンちゃんの熱中症って、具体的にどんな症状が出るのでしょうか?
また、熱中症になってしまった際の対処法を教えてください。
<布川先生のアドバイス>
・ワンちゃんの平均体温は38℃台と人間より高いものの、
40℃を超えると危険な状態になり、42℃を超えると死の危険があります。
・熱中症になるとワンちゃんは、急上昇した体温を下げる為に、
「パンティング」と呼ばれるハアハアと激しい呼吸をします。
熱中症の初期には、通常よりもこのパンティングが早くなり、
体温の上昇とともに、次のような症状が現れてきます。
1、呼吸が荒く、心拍数が普段よりも多くなる
2、舌や口の中の色が紫色になる
3、落ち着きがなく、水をあげても飲むことができない
4、段々と横たわるような時間が多くなり、ぐったりする
このような症状が出る場合には、速やかな対応が必要です。
・ポイントは3つです。 「日陰に入る」こと、「水か氷を与える」こと、「風」です。
外であれば、日陰で水を飲ませて、また氷などを持っていれば、ビニール袋の中に入れ
首筋や脇・お腹・内股など大きな血管がある部分にあてがって冷やしましょう。
自宅であれば、風呂場や庭の日陰で水のシャワーを身体にかけたり、
氷嚢を身体に当てて、エアコンや扇風機、うちわなどで体を冷やします。
脳のダメージを抑制する為に氷嚢を当てることも大切です。
・この時に体温を計測することができれば1番良いですが、
対応できないこともあるで、ある程度その息遣いが収まるのを見越して冷やすします。
自己判断をせずに、処置中でもかかりつけの先生に連絡をとり、
冷やしながらでも病院に行く段取りをすることが必要です。
・体温が38℃位まで下がってきたら、様子を見ながら冷却しましょう。
あまり冷えすぎると、血管が収縮を起こし、血圧を上げ、
また、「シバリング」と言い、体の震えが起こり、体温を上げる方向に体が反応してしまい、
冷却する為にやったことが逆効果となり、身体が悪い方向へ向かっていく傾向があります。
・専門の先生に連絡をとり、指示を仰ぎ、
なるべくその子にとって早い処置をすることが大事です。
<布川先生のセレクト>
TRUTH / THE SQUARE
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>http://www.nk-inuneko.com/
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これまでには、、、
ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?
初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?
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