
今日は、横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院
総看護師長の三橋有紗さんにワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。
<今日のメッセージ>
ラジオネーム:ウッディさん
ボーダーコリーのオス6歳を飼っています。
まだまだ元気で食欲も旺盛なのですが、
「シニア犬」という言葉も気になってくる年齢かとも思いました。
先日、ペットショップで売っている「シニアフード」が気になりました。
シニアフードってどんな効果があるんでしょうか。
また、どんなタイミングで切り替えれば良いのでしょうか。
<三橋さんのアドバイス>
・ワンちゃんのシニア期は、小型〜中型犬でおよそ7歳から、
大型犬は5〜6歳からと一般的に言われています。
・シニアになる=老化現象が起きるというのは、人間と同じで酸化による細胞の老化です。
日常での外部からのありとあらゆる刺激で、活性酸素が発生します。
この活性酸素が細胞にダメージを与え、体の中に様々な変化を起こします。
若く健康であれば、活性酸素に対抗する抗酸化力により、
ダメージから身を守ることができますが、加齢に伴い抗酸化力も弱まり、
活性酸素がダメージを与え続け、老化や病気の一員になります。これが老化の仕組みです。
・シニアフードの特徴は、この抗酸化力を手助けする抗酸化成分
(中鎖脂肪酸・ω-3脂肪酸・ビタミンなど)が多く含まれていることが特徴的です。
・その他にも…、
◆消化・吸収能力が衰える為、消化がしやすく、少量でも十分な栄養が摂れるもの
◆腎臓病や心臓病に配慮し、リンやナトリウムなどが制限されているもの
◆関節炎のケアの為の成分が入っているもの
◆筋肉量の減少に備え良質なタンパク質が配合されているもの
◆認知症予防の為の成分が含まれているもの
など、種類によってさまざまな成分調整が行われています。
・今後、腎臓病や心臓病などの病気になってしまった場合は、
その疾患に特化した療法食を使用する必要がありますが、
今はまず、病気の予防や健康寿命を長くする為に、
シニア期に入ったら、早い段階からシニアフードに切り替えることをおすすめします。
・見た目は元気でも、老化は目に見えない細胞レベルから始まっています。
目に見えてからではケアが間に合わないこともあるので、
シニア期を元気に過ごせるように、早い段階から切り替えていきましょう。
・シニアフードは、メーカー・種類により様々な特徴があります。
どれが良いのか迷った際には、主治医の先生に相談してみましょう。
・急激な食事の変更は、お腹を壊す可能性もあるので、徐々に切り替えていきましょう。
<三橋さんのリクエスト曲>
Ka’a Na ‘Ale / Kuana Torres Kahele
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/
ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!
これまでには、、、
ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?
初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?
というような質問・お悩みも頂いています。
日頃のふとした疑問、相談など、なんでもOKですよ!
お名前・性別・年齢、エピソード、
そして、ぜひワンちゃんの写真と一緒にメールで送って下さい!
メールはr847@fmyokohama.jpまで!