今日は、横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院
総看護師長の三橋有紗さんにワンちゃんに関するお悩み・ご相談にアドバイスをいただきました。
<今日のメッセージ>
ラジオネーム:やんくん さん
ミニチュアダックスのオス・4才・たけちゃんの相談です。
何ヵ月か前から噛み癖が酷くて困っています。
人形や玩具ならじゃれてるだけでいいんですけど、
ソファーの肘掛けや、横になってテーブル・椅子の脚をガリガリかじったりするんです。
僕の足や手を噛むこともあります。アマ噛みだから痛くないんですけど、
少しずつ家具とかはボロボロになってきています。
あちこち噛むことはワンちゃんにとって当たり前のことなんでしょうか?
1日1回ガムを与えてますが、他に対処方などあれば教えてください。
<三橋さんのアドバイス>
・ワンちゃんが甘噛みや家具を噛んでしまう理由は、子犬か成犬かで大きく変わります。
子犬の場合は、歯の生え変わりによる口の中の違和感や好奇心からです。
成犬の場合は、ストレスが原因として考えられます。
・ワンちゃんは自分自身で暇潰しを考えて実行することができないので、
暇を持て余し、足先を舐めたり、家具を噛んだりします。
・また、慢性的な運動不足もあるでしょう。
・そして、ワンちゃんが家具などを噛んだ際に、飼い主さんがすぐに駆けつけて注意した場合、
その経験から、飼い主さんに構って欲しくてアピールをしている場合もあります。
手を甘噛みするということから、アピールの要素が強い可能性があります。
・運動不足が気になるようであれば、散歩や室内運動の負荷を増やしてみましょう
・構ってあげる時間が足りていなければ、触れ合う時間を増やしてみましょう。
お家の中でのかくれんぼや宝探しは、体以外に頭も使うのでおすすめです。
・長い時間構ってあげるわけにはいかない場合は、
ガムよりも長時間集中できる知育玩具を与えるのも良いでしょう。
・また、遊び時間の始めと終わりは飼い主さんが決めましょう。
だらだらと時間を増やすと、さらに遊んで欲しいという欲求が強くなり、
遊びを要求してくることが多くなったり、遊んでもらえない時のストレスが増強してしまいます。
・すぐに噛むのをやめて欲しい場合はいたずら防止のスプレーなども売っています。
家具などに吹きかけ苦い味をつけることで行動を回避できますが、
これを行う場合には必ず並行して運動や遊びの工夫も行なってください。
ストレスの原因が解決していないのに、ただ噛めないようにするだけでは、
ワンちゃんのストレスのはけ口がなくなり、さらに別の問題行動を引き起こしてしまいます。
・楽しみながら根本的な解決を目指してみてください。
<三橋さんのリクエスト曲>
knock knock / 岩崎愛
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/
ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!
これまでには、、、
ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?
初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?
というような質問・お悩みも頂いています。
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