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【ハマポチ】脚に肉腫のあるワンちゃん

今日は、横浜市戸塚区にある、ぬのかわ犬猫病院院長
布川康司先生にお越しいただきました。

<今日の相談メッセージ>
ラジオネ ーム :モルト さん
先生にセカンドオピニオンさせてください。
2002年生まれ ウィペット 雌 名前は「イネス」です。
後脚に肉腫があり大きな塊になってます。
かかりつけの獣医師さんに「断脚も考えてみて」と言われました。
イヌの年齢を考えると手術時の麻酔のリスクが高いように感じます。
自分としては高齢犬なのでリスクを避けて、
なんとか腫瘍と付き合うのが良いのかなと思ってます。
現状は腫瘍に尿取りパットを巻いて生活してます。
先生のお知恵を貸して頂きたいです。よろしくお願いいたします。

<布川先生のアドバイス>
・ワンちゃんの18歳は、人間でいうと90代です。
 
・上皮性組織[体の表面や消化器、呼吸器、泌尿器・生殖 器、乳房など)]
 に由来する悪性腫瘍を「癌(がん)」と呼び、
 非上皮性組織[筋肉、脂肪、血管、骨・軟 骨、血液など]
 に由来する悪性腫瘍を「肉腫」と呼びます。

・悪性腫瘍とは、増殖・転移し、体の栄養を奪い取ります。

・脚にできた肉腫の場合は、筋肉と骨の境目がほとんどない為、
 腫瘍を根本から取り除くことが困難であることから、
 断脚を考えるように診断されたかと思います。

・麻酔のリスクは、90代の高齢犬の場合、
 致死率は0.012%ほどで、高くはありません。
 しかし、肉腫による合併症などが致死率を左右する為、
 獣医師さんとの相談が必要です。

・これから腫瘍と上手く付き合っていくには、
 肉腫により、痛みが伴いますので、薬で緩和していきましょう。
 また、感染症などを引き起こさないよう、清潔さを保ちましょう。
 炭水化物とタンパク質は肉腫に栄養を取られやすい食べ物です。
 逆に、脂肪は肉腫に栄養を取られにくい食べ物です。
 バランスを考えながら食事を与えましょう。

<布川先生のセレクト>
バナナボート / ゴールデン・ハーフ

<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>http://www.nk-inuneko.com/


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