今日は、横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院
総看護師長の三橋有紗さんにお越しいただきました。
<今日のメッセージ>
ラジオネーム:クールクレープ さん
実家で12歳になるシーズー(名前:ラッキー)を飼っているのですが、
夜中に起き出して、家の中を歩き回ったり吠えたりします。
その度に抱っこしたりすると鳴きやみますが、しばらくするとまた鳴きだします。
最近高齢により目が見えない事がわかりました。
そういうことも影響して夜起きだすのでしょうか。
何か良いアドバイスがありましたらよろしくお願いします。
<三橋さんのアドバイス>
・ワンちゃんの睡眠はヒトより浅く、夜中に起きるのはよくあることです。
しかし、起きる原因が体の不調、寝床などの環境悪化によるものではないかを確認しましょう。
・視力の低下が夜中に起きてしまう直接の原因ではありません。
夜中に起きた時に部屋を歩き回ってしまうのは視力低下が原因の可能性があります。
視力が低下していても、多くの場合は光の明暗は分かります。
その為、部屋が真っ暗だと周りが全く見えず不安になります。
・また、12歳という年齢を考えると、
認知機能の低下で不安になりやすくなってしまうのです。
・視力が低下していても、光を認知できる場合には、
電気をつけたままの明るい場所で寝かせてあげましょう。
それが難しい場合は、センサーライトやフットライトでも良いでしょう。
犬にとっては十分に明るいため有効です。
・耳が聞こえる場合には、ラジオなどをつけたままにし、
人の声が聞こえている環境を作ってあげるのも良いでしょう。
・ベッドの柔らかさや硬さ、暑さや寒さなど、
この際に寝床の環境を見直してみましょう。
視力の低下しているワンちゃんには光の入りにくいドーム型の寝床は避けましょう。
<三橋さんのリクエスト曲>
雲の上の君え / 九州男
三橋さんをモデルとしたお話が収録された書籍が発売されます!
2020年3月18日発売
『動物の看護師さん 動物・飼い主・家族をつなぐ6つの物語』
書籍内の”Story2 シニア犬との暮らし、楽しんで ~介護に悩む心を支える~”
が三橋さんをモデルとしたストーリーとなっております。
https://www.nk-inuneko.com/wp/archives/media/3742/
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/
ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!
これまでには、、、
ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?
初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?
というような質問・お悩みも頂いています。
日頃のふとした疑問、相談など、なんでもOKですよ!
お名前・性別・年齢、エピソード、
そして、ぜひワンちゃんの写真と一緒にメールで送って下さい!
メールはr847@fmyokohama.jpまで!