
今日は、横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院
総看護師長の三橋有紗さんにお越しいただきました。
<今日のメッセージ>
ラジオネーム:へいとこ さん
私の猫ちゃんたち、リビングの周りにオシッコばかりかけられます。
どうすればいいですか?
<三橋さんのアドバイス>
・その尿が、排尿なのかスプレー行動(マーキング)なのか判断しましょう。
・排尿の場合は腰を落として尿をします。
スプレー行動の場合は尻尾を立てて、床と平行に壁に向かってします。
また、尿の場所が、テリトリーや境界線、
人や他の動物の通り道であれば、スプレー行動です。
・排尿であれば原因は2つあります。
まずは病気の可能性です。
泌尿器の疾患(膀胱炎 尿結石)で残尿感やしぶりがある、
関節炎でトイレへ行きたくない、
シニア犬の場合は、認知症や腎臓病でトイレが我慢できない、
などの理由が考えられます。
ワンちゃんの場合も同じことが言えますが、猫ちゃんは膀胱炎が多いです。
・また、排尿であればトイレの場所が気に入っていな可能性があります。
トイレの大きさや高さ、猫砂の種類(鉱物系。木のチップ、紙、炭、シリカゲルなど)、
場所が落ち着かない、臭いが嫌い、などの理由が考えられます。
・スプレー行動だった場合、
多頭飼いの可能性があるので、未去勢の猫ちゃんがいる場合は起こり得る事象です。
去勢済みでも、ストレスや運動不足、構って欲しいなどの理由で
スプレー行動をします。
・また、窓の外に猫がくるなどの理由で、
外猫へのアピールでスプレー行動をしている可能性もあります。
・排尿であれスプレー行動であれ、定期的な尿検査をしましょう。
猫ちゃんは冬場の膀胱炎やストレス性の膀胱炎が多いです。
・病気でない場合、トイレの場所や形など、環境の変更をしてみましょう。
・毎回一緒の場所に尿をするのであれば、
一層の事、そこにトイレを設置してしまうのも良いでしょう。
・多頭飼育の場合は、頭数プラス1のトイレの数
(2匹の猫ちゃんを飼っている場合、トイレの数は3つが理想)
が理想と言われています。
予備のトイレがある方が猫ちゃんにとって落ち着くのでしょう。
ラジオネーム:いちにいさんぽ さんからはこんなメッセージもいただいていました。
ハマポチのコーナーがとても楽しみです。と言う私も動物看護師です。
現役引退をしてブランクはありますが、
三橋さんの話を聞いて「また働きたいなぁ」と意欲が湧いてきました。
また勉強をがんばることを誓います
三橋さんもすごく喜んでいました!頑張ってください!
<三橋さんのリクエスト曲>
平井大「It don't matter with Donovan Frankenreiter」
<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/
ハマポチでは、あなたからのお悩み相談メッセージをお待ちしております!
これまでには、、、
ワンちゃんも乗り物酔いをするんですか?
初めてワンちゃんを飼うのですが、気をつけるべきことは?
というような質問・お悩みも頂いています。
日頃のふとした疑問、相談など、なんでもOKですよ!
お名前・性別・年齢、エピソード、
そして、ぜひワンちゃんの写真と一緒にメールで送って下さい!
メールはr847@fmyokohama.jpまで!