Route 847 - Fm yokohama 84.7

シニア犬について

今日は、横浜市戸塚区にあるぬのかわ犬猫病院
総看護師長の三橋有紗さんにお越しいただきました。

「シニア犬」を専門とされている動物看護師の三橋さんに
「シニア犬」について色々とお話をお伺いしました。

・シニア犬とは一般的に7歳からのワンちゃんを指します。
 (人間でいう44歳くらいです)
 人間同様、7歳であっても老け込んだワンちゃんもいれば、
 子犬のように元気なワンちゃんもいます。
 ただ、細胞レベルで老化が始まるのが7 歳からなのです。

・シニア犬は成犬と比べ、白髪、痩せてくる、歩き方が遅くなる、
 皮膚の乾燥・色素沈着、被毛のツヤがなくなるなどの外見の変化があります。
 視力・聴力・嗅覚の低下、内臓機能の低下、消化吸収の低下もあります。

・また、飼い主さんの呼びかけに対するリアクションが薄くなります。
 聴力の低下も考えられますが、大きな要因は興味・関心・意欲の低下です。
 高くてハリのある声の方が聞こえやすいので、
 同じトーンでも聞こえている言葉(「ご飯」や「おやつ」など都合の良い言葉)
 と聞こえていない言葉があれば、無視をしている可能性があります。

・シニア犬は、体・心を若く保つことが大切です。
 散歩など適度な運動が必要です。使わない筋肉は落ちていく一方です。
 かくれんぼや宝探しゲームなどは脳のアンチエイジングにもつながります。

・散歩など運動の際には、フローリングは負担がかかるので、滑りにくい土・草で行いましょう。

・食事はシニア食へ切り替えましょう。また、食器の高さを上げ、
 首を少し下げれば食べられるようにしてあげることで負担を減らしましょう。

・シニア犬に対しての様々なケアの方法はありますが、
 どんなに良いケアをしていても、そこにコミュニケーションが抜けてしまっては、
 ワンちゃんにとって楽しいシニアライフではありません。
 シニア犬とはコミュニケーションが減りがちになります。
 ワンちゃんにとって、飼い主さんと過ごす時間が一番の楽しみです。
 一緒に過ごす時間が減ったり、声を掛ける飼い主さんが心配そうだったり、
 ワンちゃんには伝わります。
 楽しいコミュニケーションを心がけましょう。

<三橋さんのリクエスト曲> 
Jack Johnson「Better Together」

<ぬのかわ犬猫病院 ホームページ>
http://www.nk-inuneko.com/


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