今日は、横浜市戸塚区にある、ぬのかわ犬猫病院院長
布川康司先生にお越しいただきました。

相談メッセージは、横浜市金沢区ラジオネーム：ツナママ さんから。
初めまして、トリマーとして働いている者です。
毎週、興味深く聞かせていただいています♪
先生に質問なのですが、トリミングで、バリカンを使って短くカットすると、
毛質が変わったり、なかなか伸びなかったり、色が変わったりする子がいます。
お客様にはあらかじめ、この可能性をお伝えして、
了承を得てからバリカンを使うようにしているのですが、
どうしてそのような変化がでるのか、詳しいメカニズムのようなものが、
調べても分からないのです。お客様にもっと分かり易い説明をする為にも、
もう少し詳しく知りたいので、 教えて頂けると嬉しいですm(_ _)m

＜ぬのかわ先生のアドバイス＞
残念ながら、医学的に解明されておらず定説がありません。
ただ、多くの例から考えれる原因として、
①バリカンによって皮膚に刺激が加わることによるもの。
②毛が短くなってしまうことで、身体の体温調節機能の変化によるもの。
③遺伝的な素因
ワンちゃんの家族の中に、バリカンで刈って毛質変わってしまったワンちゃんがいたら、
同じ様な事が起こる可能性が高いと言えます。
そのように遺伝的な事で言うと、北方系の犬種（ハスキー、ポメラニアンなど）は、
中でも変わりやすいと言われています。
寒い地方の犬種だから、いきなり毛が短くなる事に慣れていないのでしょう。

このように皮膚の状態の変化からくるものですので、いきなり刈ってしまうと、
毛質が変わる可能性が高くなります。
少しずつ刈ってみたり、どこか一ヶ所で試してみたりする方が良いでしょう。

柴田さんもバリカンで…！

＜今週のぬのかわ's Select＞
 DRIVE MY CAR / THE BEATLES　　

＜ぬのかわ犬猫病院 ホームページ＞
http://www.nk-inuneko.com/

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