今週は、「都市に暮らす鳥たち」に注目!
スタジオにお迎えしたのは、「鳥たちはなぜ都会を選んだのか」の著者、科学ジャーナリストで 都市鳥研究会幹事の柴田佳秀さんです!
柴田さんと言えば! これまで、数々の鳥にまつわる図鑑、本をお書きになってきていますが、中でも「カラス」の研究でご存じの方も多いのではないでしょうか。
そんな柴田さんの最新著書が、今年7月に山と渓谷社から出版された
「鳥たちはなぜ都会を選んだのか 都市鳥ウォッチング図鑑」です!
スズメやドバトなどの定番ものから、近年話題のシジュウカラ、イソヒヨドリなど全45種類が安斉俊さんの表情豊かなイラストで解説されています。
スズメやハト、カラス・・どれも私たちの暮らしのそばにいる野鳥たちです。本来人と距離を置きそうなのが野生の生き物がなぜ。その不思議に迫った初日でした。
都会の鳥は「消極的な避難」ではなく「自ら好んで」住み着いている
「自然が破壊されて追い詰められた」と思われがちな都市の鳥たちですが、実は他の鳥が利用していない環境にチャレンジし、「住んでみたら快適だった」とポジティブに適応した結果として都会を選んでいるものたちも多くいるんだそうです。
今夜は、本の中から、「スズメ」についてご紹介いただきました。
人間のインフラを賢く再利用!スズメの意外な巣作り事情
やっぱり人の暮らしの中でできた環境をうまく利用して生きているのがスズメ。これまでは、瓦屋根のすきまなどに巣を作っていましたが、瓦の家が減った現代、スズメたちは電柱のトランスのパイプ内や、信号機のパイプ隙間などを新たな巣として活用しています。例えば、と柴田さんが教えてくれたのが、東京駅の駅前、丸の内側の信号なんかにもスズメの巣があるとか!また、エノコログサなど植物の種を食べているスズメたちは稲が熟す前の柔らかく甘い時期を狙って食べているそう。その可愛い姿についてもお話してくださいました。
特別な機材は不要!「生き物センサー」を磨く都市鳥ウォッチング
柴田さんのお話を聞いていると、もっと都会に住む鳥たちの事を知りたくなってきました。鳥がいるかどうかは双眼鏡じゃなくて肉眼でも分かるので、大丈夫。
柴田さんからは、野鳥は基本的に肉眼と耳で見つけます。例えばスズメ。スズメの繁殖期って4月ぐらいから5月、6月ぐらいまで。繁殖してるところだと雛がいたりすると「シッ、シッ、シッ」って鳴くんですね。そうすると、「あ、ここに巣があるな」っていうのが歩いててもすぐ分かります。 鳥を見つけたら、メモをしたりして、こんなところで野鳥に出会ったと、経験を積んでいくと、木陰や町中で鳥が動いた鳥たちを見つけられるようになるんだそう。ただし、鳥への配慮や近隣住民のプライバシー・マナーを守ることが持続可能な観察のルールです。
普段なにげなく通り過ぎている街角や電柱の上で、実は鳥たちが想像以上に賢く、たくましく暮らしている都会の鳥たち。 「スズメが減った」と言われる理由や、都会の信号機の中に隠された巣のヒントなど、身近な景色がガラリと変わって見えてくる科学ジャーナリスト・柴田佳秀さんのお話でした。
明日からの通勤・通学や街歩きが楽しくなる知識が詰まっていますので、詳しくは下記の音声配信からぜひお聞きください。
鳥たちはなぜ都会を選んだのか 都市鳥ウォッチング図鑑 / 山と渓谷社
柴田佳秀さんのSNS
Instagram Yoshihide Shibata
X ドリトル柴田 @shibalabo
都市鳥類研究会
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