Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

「50歳からのスロー登山」に注目! 山岳医療救助機構 代表 大城和恵さん①

今週は、「50歳からのスロー登山」に注目!
スタジオにお迎えしたのは、国際登山医学会副会長で、山岳医療救助機構 代表の大城和恵さんです!

大城先生は、2010年に日本人として初めて、英国国際山岳医取得され、2011年には、北海道警察山岳遭難救助アドバイザーに就任し、国内初山岳救助への医療導入制度を実現。
さらに、同じ年、2011年に、札幌市にある現在 札幌孝仁会記念病院に「登山外来」を、そして東京都内初の「登山外来」を2022年4月に、お茶の水にある「日本大学病院 循環器内科に開設されています。また、毎年、富士山8合目富士山衛生センターでも、登山者の健康を見守っていらっしゃいます。

そんな大城先生は、これまで、三浦雄一郎氏のエベレスト登頂のチームドクターや、世界の果てまでイッテQ登山部イモトアヤコさんのマナスル登頂チームドクターを務められご自身でも、エベレスト登頂、デナリスキー滑走など、世界の山の登られています。

そんな大城先生の本が、今年5月に、ビジネス社から出版されました!
タイトルは「50歳からのスロー登山」

Ⓒビジネス社


近年の山岳遭難は増加の傾向が続いています。  警察庁の最新統計(令和7年/2025年)によると、年間発生件数は3,122件、遭難者数は3,623人に達し、遭難者数は過去最多を更新しました。特に50代以降の遭難が目立っています。一方で、50代、60代になってから登山を始めたり、再開されたりする方も増えています。
山城先生も50代になり、「若い頃と同じようには登れないな」と感じることが増えたんだそうです。そこで、かつての体力や経験を過信せず、今の自分に合った山の楽しみ方最新の科学的知見と、山での実際のエピソードを交えながら、すぐに実践できる知恵をできるだけわかりやすくまとめたのが、今回の「50歳からのスロー登山」です!

「スロー」とは、命を守るための「余裕」のこと
「スロー」という言葉には、単にゆっくり歩くという意味だけでなく、リスクを減らし、体調や判断に「余裕」を持つという意味が込められています。50代以降の身体の変化を科学的に理解し、今の自分に最適なペースを見つけることが安全に登山を楽しむための第一歩。

約320ページと、読みごたえがある一冊になっていますが、とてもわかりやすく、山での身体の変化、症状への対応方法、さらにすぐに実践できる事が満載の一冊になっています。

山城先生からは、「「無理しない」って言われるけど、どうしたら無理しないのかって実際あまり分かってなかったりするんですよね。なので、無意識にできてないことっていうのが重なっていって判断を誤っちゃうってことがあるんじゃないかと思うんです。なので、科学的にそういうことを理解して、なぜそうなるのかっていうことを分かりやすくお伝えすることを大切にしました。」と。

世界の名山を登ってきた山城先生ですが、日本の山、低山を登る時にも準備はしっかりされているそうです。
「低山でも準備が大切です。実際に、日帰りで行けるような低山や里山でも、遭難が起きています。低い山や近くの山は、生活圏に近いので、「ちょっと出かけて、登って帰ってこよう」という感覚になりやすいかもしれません。そのため、「登山靴ではなく、軽い靴で登ったり、「少し寝不足だけど問題ないだろう」「装備は最小限で」とという方もいらっしゃるようです。
しかし、近年の低山は夏の暑さが厳しく、熱中症のリスクも高くなっています。また、小さな沢や分岐が多く、意外と道迷いも少なくありません。水やヘッドライト、携帯電話の予備バッテリー、雨具など、本来持っていくべきものを省いてしまい、トラブルが起きたときに対応できなくなることがあります。
登山計画を立てること、体調を整えること、必要な装備を持つこと。
どれも特別なことではありません。しかし、こうした小さな準備の積み重ねが、自分の命を守り、安心して山を楽しむことにつながるのです。」とのこと。

なぜ疲れるのか。
なぜ脱水になるのか。
なぜ高山病になるのか。
そうしたことを科学的に理解し、自分の体を知っているからこそ、「今は少し休もう」「今日はここでやめよう」という余裕のある判断ができるのです!

この本では、「なぜそうするのか」を、できるだけ科学的に、そしてわかりやすく解説されています。「昔の自分と比べない」というのは、山だけでなく人生のあらゆる場面に通じる知恵かもしれません。来週の山の日を前に、これまで登山をしてきた方はもちろん、登山初心者の方、さらには、登山をしない方にも役立つ情報が満載です。山城先生の熱い思い、放送ではお届けできなかったパートも含め、下記の音声配信からチェック!

山岳ドクターによる日本唯一の”山の医療”と”医療救助”の情報発信サイト
山岳医療救助気候
https://sangakui.jp/

50歳からのスロー登山/ 大城和恵 ビジネス社
https://www.business-sha.co.jp/books/category06/item_a001422

今週は、山城先生から、本のプレゼントをいただきました!
ビジネス社から発売されているの大城先生の著書「50歳からのスロー登山」5名の方にプレゼントします!

ご希望の方は、FMヨコハマのメッセージ こちらからエントリーしてください。
当選者の発表は、発送を以てかえさせていただきます。



☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!

番組への感想もお待ちしています。
メッセージはこちらから。
 
X(旧Twitter)では #847keep で感想をツイートしてくださいね。
 

top