今週は、進化した漁網のアップサイクルに注目!
今夜もこの方をお迎えしました! amu株式会社 代表取締役社長 加藤広大さんです!
海洋プラスチックごみのおよそ45パーセントは、魚を獲る時に使われる網やブイといわれている今。大量に破棄される漁網を資源に変える事業をしているのが、加藤さんの会社「amu」です。2023年に宮城県気仙沼市を拠点に、全国の港で廃棄される漁具を回収し、漁具由来の高品質なナイロン素材「amuca®」へとリサイクル。さらに、今年の大阪・関西万博では、回収した漁具から作られた商品を提供されていました。
万博会場のBLUE OCEAN DOMEでは、スタッフ用として提起されていたのは、気仙沼由来のマグロ釣り糸(テグス)から生まれたサングラスや、メカジキ漁の「流し網」を再生したトートバッグ。鯖江の眼鏡技術など国内最高峰の技と連携し、「元が漁具とは思えない」デザインと軽さ・丈夫さを両立し、スタッフからも好評だったそうです。
さらに、放送ではご紹介できなかった商品についても、ご紹介いただきました。
人気アパレルブランド「アーバンリサーチ」が、amucaⓇ素材を採用したセットアップとトートバッグを製作、2025年大阪・関西万博の「セービングゾーン」エリアの「URBAN RESEARCH EXPO2025 STORE」にて、数量・期間限定で販売。すべての製品にはQRコード付きのタグが添えられ、どこの港で回収された漁具なのかという「旅の軌跡」を確認できます。会場では、海外からのお客様にとても人気だったとのこと。amuでは、環境への配慮が「当たり前」になる時代に、愛着を感じさせる情報発信を大切にしています。
そして、万博が終わった今、創業以来の目標だった、漁具を布地へと再生する「amucaⓇFabric」の供給体制がついに確立。100%漁具由来の糸や生地が作られ、アパレルメーカーなどへの出荷が始まりました。島国・日本から世界へ、水産資源の循環モデルをリードする新たな挑戦が加速しています。
詳しくは、下記の音声配信から! 加藤さんの熱い想いに触れることができます。
amu株式会社について
HP:https://www.amu.co.jp/
漁具由来マテリアルブランド「amuca®」
ブランドサイト:https://amuca.world/
ブランドサイト(EN):https://amuca.world/en
廃漁網の回収から製品化まで一貫して可視化したリサイクル生地
「amuca® Fabric」
https://amu-inc.notion.site/amuca-fabric
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