今週は「割り箸のアップサイクル」に注目!
川崎市中原区にあるマイクロファクトリーにお邪魔して、お話を伺ったのは、「ChopValue Manufacturing Japan 株式会社」代表取締役 James Sobackさんです!
「ChopValue」の創業は、2016年、カナダのバンクーバー。2024年に、世界9カ国目となる日本についに上陸!今年2025年4月には、川崎市中原区に日本第一号となる小規模工場 マイクロファクトリーを稼働させました。使用済み割り箸を資源として近隣から回収し、マイクロファクトリーで加工して、テーブルの天板や家具・室内の壁用ボードなどに加工する新しい循環型の経済を実践されています。
創業者フェリックス・ベックさんは、ドイツで木工学を学び、竹素材の研究開発者。2016年に奥様との食事の際に、使い捨ての割りばしを何かにアップサイクルできないかと、「アーバン・ハーベスティング(Urban Harvesting )」を目指し事業をスタートさせます。現在はカナダをはじめ、アメリカ、イギリス、メキシコ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピンと広がり、日本は9カ国目。すでに世界では2億本もの割りばしをアップサイクルしてきましたが、ここ関東では一日に約2700本が消費されているだけに、日本でポテンシャルはとても高いということ。
この「ChopValue」は、世界ではフランチャイズとしても展開していて、様々オーナーがいますが、例えば、イギリスのリバプールでは、サッカー選手の Tom Daviesが、フィリピンでは元家具会社がサポーターになっているんだそうです。
今年4月に立ちあがった「ChopValue Japan」の日本第一号「マイクロファクトリー」では、すでに7トンもの使用済み割りばしを調達。これには、川崎市の環境局や経済労働局、レストランやホテル、学校やイベント、フロンターレなどからも協力を得て、使用済みの割り箸を回収。ジェームスさん曰く、もっと回収できるはずだとお話していました。
ただ、使用済みの割り箸だけに、衛生面が気になるところ。詳しくは、また工場ツアーでもご案内いただきますが、加工工程において、加熱、スチーム、高圧処理を独自に組み合わせたシステムにより滅菌され、環境に負荷の少ない水性樹脂によって固められています。
詳しくは、ChopValue JapanのHP、Instagram、Facebookをご覧ください。
ChopValue Manufacturing Japan
https://chopvalue.jp/
X ChopValue Manufacturing @ChopValue
https://x.com/chopvalue/
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