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今年度は全ての地域で開催決定! 「SDGs QUEST みらい甲子園」に注目! 未来教育株式会社 代表取締役 水野雅弘さん②

今週は 高校生のもう一つの甲子園! 「SDGs QUEST みらい甲子園」に注目!
お話を伺うのは、総合プロデューサーの「未来教育株式会社」代表取締役 水野雅弘さんです!

「SDGs QUEST みらい甲子園」は、高校生がチームを組み、主体的にSDGsを探究し、様々なアクションアイデアを創出・発表・表彰する大会です。学校の「総合的な探究学習」と連動し、生徒が自ら課題を見つけ、解決策を考える実践の場となっています。2019年に関西と北海道で始まり、今年度は全国47都道府県で開催が決定しました!

今夜は、これまで発表されてきた素晴らしい「アクション・アイデア」について!
お話に登場したの中から・・・

〇農薬の代わりに温泉の湯の花を使ったアクションアイデア
2024年度秋田県大会 SDGs QUEST アクションアイデア最優秀賞
地域資源で農業を変える!湯ノ花が導く持続可能な農業
チーム:秋田県立大曲農業高等学校31
 秋田県の稲の病害対策における農薬の課題に対し、未利用資源である湯ノ花を活用した防除技術を  開発。農薬に頼らない持続可能な稲作体系を構築し、地域農業の発展に貢献。除草試験やブルーベリー栽培を通じて、地域資源の有効活用と環境保全の両立を目指す。

〇米作りで排出されるメタンを温泉に含まれる鉄で解決するアクションアイデア
2024年度東京都大会 SDGs QUEST アクションアイデア最優秀賞
含鉄泉×稲作でメタン削減!
チーム:おにぎり 渋谷教育学園渋谷高等学校
 米作りから生じるメタンに着目し、鉄分豊富な温泉水を用いた栽培法を提案。メタン削減効果と米の品質維持を両立し、地域活性化にも貢献。消費者、農家、温泉事業者の三者にメリットをもたらす持続可能な米作りで、地球温暖化対策と地域振興を推進。

〇磯焼け、牛のゲップから出るメタンと海&陸の問題を解決するアクションアイデア
2022年度九州北部エリア大会 SDGs QUEST アクションアイデア最優秀賞
海藻から牛の飼料ゲップ削減に挑戦する藻場造成ビジネス
チーム:長崎東探究L班 長崎県立長崎東高等学校
 藻場の減少と漁獲量の減少に伴う地域衰退を解決すべく藻場造成活動を提案。藻場を磯焼けから回復させ、収穫した藻の一部を販売、収益の一部を次年度の造成費用に回す。また、アカモクとカギケノリの海藻を使った藻場造成で付加価値を付ける。

〇川崎から森を守るアクションアイデア
2024年度神奈川県大会 SDGs QUEST アクションアイデア最優秀賞
運動×林業 〜林業を、もっと身近に〜
チーム:りんりん 洗足学園高等学校
林業への関心を高め、従事者を増やすため、体験型イベントと副業の多様な選択肢を提供。アンケート分析を基に課題を解決し、林業のイメージ改革を進める。地域と連携した広報活動で、林業の魅力を広く発信し、持続可能な森林管理を促進。

〇森林資源の活用と保全、白樺の樹液を使ったアクションアイデア
2024年度岩手県大会 ファイナリスト
日本一の「白樺美林」を守れ!白樺の樹液で商品開発
チーム: KUJIEAST WoodMANs  岩手県立久慈東高等学校
白樺美林の衰退問題に着目し、地域の資源である白樺の樹液を活用した商品開発に取り組む。ボランティア活動を通じて白樺美林の保全を行い、地域住民の意識を高め、さらに、白樺の樹液を使った商品開発を行い、地域経済の活性化とSDGsの達成を目指す。

他にも、全国の高校生からの興味深いアクションアイデアをたくさん知ることができます。
ぜひ、「SDGs QUEST みらい甲子園~SDGs探求学習」のページも覗いてみてください。

水野さんからは、「小学校からSDGs教育を受けてきた世代が高校生となり、彼らが提案するアイデアは年々高度化・多様化している。当初の身近な環境問題から、防災、ジェンダー、食糧問題など多岐にわたり、さらに環境・経済・社会の側面を統合的に解決しようとする、ビジネスの視点を取り入れた提案が増加。そんな彼らが社会人となる近い未来に選ばれる企業になるためにも、ぜひ、「SDGs QUEST みらい甲子園」を応援して欲しいとお話されていました。

そして、「SDGs QUEST みらい甲子園」に参加してくれた高校生のみなさんには、大学入試などのポートフォリオとして活用できる証明書が発行されます。さらに、各エリアのファイナリストには「ファイナリスト証明書」も。とても興味深かったのは、英語の証明書を活用してオランダの大学に合格した事例もあり、SDGsは、世界の共通言語であり、本コンテストでの活動が世界に通用する実績として評価されているという嬉しいお話もありました。

「SDGs QUEST みらい甲子園 2025」のスケジュールは、
プランの提出は、9月中旬から12月。一次審査を通過後は、12月から2月の間に5分のプレゼンテーション動画を作成して最終審査へ。2月から3月にファイナルセレモニーが各地で開催されます。

参加資格は・・・最終まで残ると受験シーズンにかかってしまうため
募集エリアの高校に通う1年生・2年生、2~6人で構成するチーム
※1名のみでの参加はできません。
※チームの中に高校3年生も参加可。
高校3年生のみのエントリーは不可。
※中学生は同じ中高一貫校に所属する高校生と一緒の場合のみ参加可。
※通信、高専等参加可。※部活や研究会など特段の理由がある場合、メンバーは最大10名まで可。

詳しくはSDGs QUEST みらい甲子園~2025年度大会概要」をご覧ください。

「SDGsQUEST みらい甲子園」
https://sdgs.ac/

Instagram 【公式】SDGs QUEST みらい甲子園
miraikoushien

X SDGs QUEST みらい甲子園【公式】
@miraikoushien

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